平素はお世話になります。
中小企業の経営資源応援企業、関東経済産業局認定 経営革新等支援機関
ヒューマネコンサルティング株式会社です。
ビジネスコーチング、社員教育、組織力向上、経営計画策定、補助金支援はお任せください。
先日のニュースで、
【自動車学校運営で山口県内最大手の山口そうごう自動車学校が、同業他社との差別化を図るため、”若者を褒めて伸ばす指導”に特化した結果、卒業生数は8年連続で県内最多を維持】
この”褒めちぎる教習所”は、【全ての指導員が一般社団法人「日本ほめる達人協会」が実施する「ほめ達!」検定2級を持ち、大学生ら若者に笑顔で声をかける】
とありました。
確かに、私も日ごろ企業向けの「コミュニケーションスキル研修」や「ビジネスコーチング」を行う際、
「上手く部下や仲間を褒めて欲しい!」と伝えています。
その割に、最初に「上手く褒められない」、「褒められたことが無いので褒め方がわからない」「褒めるところが見つからない」などといった言葉が返ってくるのは残念なことです。
人は一般的に褒められると自己肯定感が増し意欲も増すと言われています。
例えば、「君の言っていることはさっぱり理解できない!」など否定の言葉を投げかけられると落ち込みますし、普通はかなりネガティブに捉えるでしょう。
一度ネガティブに捉えてしまうと苦手意識が生まれ、「また怒られるのはイヤだし報告すらしたくない!」という方向に意識が向かう可能性大です。
一方「君の説明や資料は分かりやすくまとまっていて良かったよ」などと褒めてもらえれば悪い気はせず、自分の長所だと認識する事ができるようになり、結果として「次はもっと分かりやすい説明や資料作りに専念しよう」と意識する訳です。
要は、上手く褒めることは、「関係の質」を向上させるために非常に有効なものだと思います。
ですから、褒めるポイントを間違えたり、真の感謝や尊敬の気持ちが無くうわべだけの綺麗ごとは、むしろ逆効果にもなるので気を付けたいものです。
実際に、山口そうごう自動車学校の田中秀明社長も「褒めるとはただおべんちゃらを言うことではなく、独自の切り口で価値を見つけ出すこと」「教習生が前向きに楽しく学び、成長を実感できるようにするのが狙い」
と言っていますが、正にその通りだと思います。
「関係の質」と言う観点からも”上手く”褒めたいものですね。