何故か、台湾にて -33ページ目

何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

いくら暮らしやすい台北といえど、やはり外国。

少しくらい問題はあります。


例えば、蕁麻疹。

「台湾に来てから、蕁麻疹が出るようになった」

という話をよく聞きます。


私もそうです。

かゆくて困ります。







初めて蕁麻疹が出たのは、去年の

夏から秋に変わるころ。


急に、両足、両腕に赤いぷつぷつが出てきて

とにかく、かゆい。


病院に行っても、特に原因もわからないまま

注射を打ち、薬をもらい

一週間ほどで良くなった。



しかし先日、再び発症。


最近、台北は、春から夏に…

というより、冬から夏に変わるような気候だった。


今日は暑い、今日は寒い、今日は暑い、寒い…

とにかく気温の差が激しい。


そういうときに、蕁麻疹が出やすいらしい。

同じ職場の先生も、私と同じタイミングで蕁麻疹になっている。



とにかく、かゆくて仕方がないので

また病院へ行き、注射を打ってもらい、薬ももらい

今はだいぶ良くなってきた。


三日前ぐらいが一番ひどく

赤いはずの蕁麻疹は、なぜか紫色になり

本当にグロテスク。


鏡で自分の全身を見ると

私なのか、蕁麻疹なのか、よくわからないぐらい

とにかく蕁麻疹。



かいたらいけない、とは思っているものの

体が勝手に、脳みそに気付かれないよう

こっそり、ボリボリかいている。


寝ているときなんか、やりたい放題。

一晩中、かき続けたのであろう

朝起きると、全身が毒きのこのようになっている。




「怖いもの見たさ」が先行する性格なので

そんなグロテスクな状態も、ついつい見てしまう。


そして更に、「怖いもの見せたい」という悪い癖もあり

会う生徒、会う生徒に、腕まくりして見せていた。


「こんなことになっちゃったんですよ~」


ぎょっとする生徒の顔を見て、面白がる私。


治ってきた蕁麻疹を見て

ちょっとつまんないな、とも思う私。







空気や水、天気

やはり日本とは環境が違うので

少しくらいの問題は仕方がありません。


蕁麻疹ぐらいですんでいるのを、ありがたいと思うことにします。


今まで、断固拒否してきた

映画鑑賞。

昨日、とうとう行ってきました。


英語の映画で、字幕は中国語。

とても疲れた二時間でした。







台湾は先日、土曜から火曜までの四連休だった。

三連休も滅多にない台湾で

四連休は、めでたいこと。


私は、土曜と火曜も仕事があったので

実質、二連休でしたが

それでも、めでたいこと。



同じ職場の先生が、映画に誘ってくれた。

私は早速、断った。


「英語の映画ですよね?

 私、わからないと思うので。」


その先生は、頑張って誘ってくる。


「何事もチャレンジですよ。

 私もね、中国語がまだよくわからなかったときは

 映画を見て、死んだと思った人が生きてたり

 同じ人が二回死んだり、そういうことがよくありましたよ。」



まぁチャレンジだ、と思い、行くことにした。


すごく評判がいいという、「王者之声音」

日本語のタイトルは、「国王のスピーチ」…だったかな?


まず家で、あらすじをチェック。

少し前のイギリス王室のお話。吃音に悩む王様。ふんふん。


「…お母さん、吃音って何?」


「どもりのこと」


日本語でもつまづいている私。



いざ、映画鑑賞へ。


あらすじを読んでおいたので、大体の内容は理解できた。

ただ、軽いジョークのような会話が、わからない。


「あはは」 「ふふふ」


館内に響く笑い声。

一人で「?」を発信し続ける私。


その時、隣に座っている同僚の先生は

さっと解説をしてくれようとしたらしい。


ただ、私があまりに、身を乗り出して見ていたので

ためらって、やめたとのこと。


私は終始、字幕を追うのに必死だった。

身を乗り出し、目をまんまるにして

一字たりとも逃すまい、と。



映画が終わってから、同僚の先生に

理解できなかった、細かい個所を質問。


やはり、いくつか誤解をしていた。


例えば、主役のお兄さんが

「離婚歴のある人と結婚する」というところを

「お兄さんは離婚して、別の人と再婚がしたいんだなぁ」

と思っていたり。


確かに、ちらりと思った。


「前の奥さん、出てこないなぁ

 王室の人が、そんな簡単に離婚できたんかなぁ」



でも、大体の内容は理解できていたので

まぁまぁ合格点なのでは。



映画を見終わり、同僚の先生とお茶をした。

先生が言った。


「…大丈夫ですか?充血してますよ」


私の目は、相当、頑張っていたらしい。








家に帰ると、手足にじんましんが出ていました。

体が拒否反応を出したようです。


というのは冗談で

季節の変わり目に、出やすいようです。


台湾は、春を通り越して

夏が来ようとしています。

日本語教師になって、一年半。

時々、職業病のような夢を見ます。






今日はクラス授業。

意気揚々と教室へ向かう。


「こんにちはー」と挨拶をして教室に入り、思う。


「あぁっ!何も準備してない!

 っていうか今日、なんの授業するんだっけ?」


という夢を、数回見たと思う。

時々、夢の中で


「いやいや、これ夢じゃん、大丈夫大丈夫」


と思っていることもある。



私は考えていることが、夢に出やすい。

日本にいたとき、私はジャズバンドをやっていて

その頃も、こんな夢をよく見ていた。


今日はライブ。

意気揚々とステージに乗る。

楽譜を見る。


「あれっ、この曲、練習してない!

 っていうか、こんな曲知らない、まずい!」



知らないうちに、自分の中に

何かしらの不安があるんだろう思う。



他にも、準備はばっちりしたんだけど

生徒さんが眉をひそめて


「先生、全然わかりません」


と言ってくる、なんて夢も見た。




そして昨日は、とんでもない夢を見た。


幼稚園生が8人いるクラス

皆、ぱっぱか走り回る。

特に男の子は、全然言うことを聞かない。


すると私、ぶち切れる。


「ふざけんじゃねぇよ

 おめーらナメてんだろ?

 いい気になってんじゃねぇよ」


ヤンキー口調で、怒鳴り始めた私。

なぜか教室に、他の先生もいて


「ま、まぁまぁ、先生、落ち着いて」


と、私をなだめている。



目が覚めて、自分でびっくりした。


普段、私は穏やかな方だと思う。

なので、その夢を見て


「自分、あのクラスのちびっこ達に

 相当、腹をたててるんだな…」


と思い知らされた。


「穏やかな人ほどキレると恐い」


と言うけれど、私はキレたら

あの夢のように、ヤンキー口調でまくしたてるんだろうか。







最後の夢は、ともかく

「何も準備してない!」と焦る夢は

自分への警告として、たまにはいいかなと思います。


頭の中が真っ白になる、あの感じ

現実では味わいたくないものです。