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何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

ちょっとご無沙汰してしまいました。
相変わらず元気にやっています。

最近、チベット人の学生さん数名に
日本語を教えるようになりました。

そして今日は、チベット人達の民族舞踏を見てきました。









以前はお金をいただいて日本語を教えていた私。
なので、無料で授業することには少し抵抗があった。

しかし、チベット人となれば話は別。
チベットの友達、欲しい。


チベット人、と言っているけれど
チベットも中国の一部ということで
本当はチベット族という、中国人の中の、一つの民族。

けれど、日本語の練習のとき、教科書にあった

「私は中国人です。」

という例文を、ちょっと、言いたがっていないように見えたので
チベット人、と教えた。


明日は、チベット人にとって何か特別な日らしく
私の通う民族大学でも、チベット人でイベントが行われた。

チベットの歌や踊りをたくさん見ることができた。
民族衣装もとても綺麗だった。

たくさんの学生さん達がチベットの踊りを踊っているのを見て

「はて、自分は何か、日本の踊りができただろうか?」

と疑問に思った。
ラジオ体操ぐらいしか思い浮かばなかった。
それと私は千葉県民なので、菜の花体操もできる。

ただ、それを外国人に見せる気にはなれない。


そして、もう一つ思ったのは
チベット人には美男美女が多い、ということ。
特に美男。

三度の飯とイケメン、どちらが好きかと聞かれれば
少し悩んで「三度の飯」と答えるぐらいイケメンが好きな私だけれど
北京に来てから、なかなか拝むことができなかった。

だから今日は嬉しかった。

チベット人は、イケメンというよりも、男前というような感じ。
肌の色が少し黒くて、彫りも深い。

男前が民族衣装を着て民族の踊りを踊るのは、とても素敵。
もちろん、べっぴんさんも素敵だ。


何故か私は、着物を着てラジオ体操を踊っている自分を想像し
なんだか残念な気持ちになった。









チベット人について話そうとしたつもりでしたが
結局、ラジオ体操とイケメンの話になってしまいました。

チベット文化についても、これから色々と聞き込み調査をし
おいおい書いていきたいと思います。

広い広い、中国
どこにでも移り住めるかと言うと、そうでもないようです。

今日は、中国にある
目に見えない柵についてです。









日本人は例えば、東京育ちの人が
老後は田舎で余生を楽しむ、みたいなことができる。

当たり前のように思えるけれど
中国ではそれはできない。

中国人は、生まれ育った省以外の場所に勝手に住んではいけない。
北京で生まれたなら北京で
上海で生まれたなら上海で過ごす。

北京や上海ならいいけれど
地方で生まれ育った人は、大学を卒業したとき
とにかく、仕事がない。

だから、地方の人は
どうにかして、都心に出て来ようとする。

都心に出て来るためには
その土地の学校に通うか、会社に勤めるか
つまり、そこの何かに属さなくてはいけない。
まるで外国。


だから、北京の大学だと
全国から大勢の人が入学を希望するので
どの学校も、受かるのはとても大変。

試験では、地元民を優先するので
北京で生まれ育った、というだけで、だいぶ有利らしい。

地方から北京の大学を受ける人は
相当、勉強しないといけない。

では、北京の大学を卒業したら安心かというと
そうでもない。
今は中国も就職難で、都心でも仕事にありつくのは大変。

北京の大学を卒業した人には
一年間、北京に住む権利が与えられるらしい。
その間に仕事が探せなかったら、故郷に帰るしかない。



先日、私の大学の校舎内で、自殺事件が発生。
高校二年生の男の子だったらしい。

補導老師(中国語教育学科の学生さん)が言う。

「最近は大学受験が大変だからね
 自殺する高校生が増えてるよ。
 でも、北京の高校に通えているだけ幸せだと思うんだけどねぇ…」

補導老師は二人とも地方から出てきている。
きっと、「北京で生まれ育っていれば…」ということを
少なからず思ったことだろう。









産まれた時点で、そこはもう柔らかな檻の中。
皆、そこから抜け出そうと、必死に頑張ります。

日本にはない不公平さを感じますが
更に、日本にはない…と言いますか
私にはない、不公平さ故のハングリー精神も感じます。

「夜は二時まで勉強して、朝は六時に起きる。
 日本でも高校三年生はそうでしょ?」

そう聞かれ

「そういう人も…いるのかも」

と、ムニャムニャ答えた私です。

毎週、朝鮮族の子と言語交換をしています。
少しずつ、朝鮮族について詳しくなってきました。








授業が終わり、彼女と一緒にご飯を食べる。

彼女はご飯を食べ終わるのが早い。
というか、よく残す。

私は、相手のペースに合わせて食べる。
なので、「まだたくさんあるな」と思ってたのに
突然、相手が箸を置いたときは、びっくりする。

あらっ、残すのか、じゃあ早く食べなきゃ…
と思ったら、彼女が言う。

「ゆっくり食べてください。
 朝鮮族では、先に食べ終わることが礼儀なんです」

聞くと、年下の人は年上の人より
先に食べ終わらなくてはいけないらしい。
相手を待たせてはいけないから。

と言っても、目の前で
食べているのを見られているのは、なんとも気まずい。
自然と食べるペースは上がる。



朝鮮族の女性は、大きいブランコに乗る。
彼女も小さいとき、それで遊んだという。

私はそれを聞いて、ハイジのようなのを想像した。
草原で、ぶわぁーっと。

三月三日にはお祭りがあり
そこで、そのブランコの試合があるという。

試合?

ルールを聞くと
「相手より高度が高くなれば勝ち」
というようなことらしい。

いまいちわからず、インターネットで探してみた。



こりゃ、本気だ。
二人乗りだ。
全然ハイジじゃない。

そういえば
「危ないから、手首を固定します」
って言ってたな。

ちなみに
「大きいシーソー」の試合もあるらしい。
きっとこっちも、本気なんだろう。








民族の話を聞くたびに
「ほぇえ~」と、よくわからない声をあげてしまう私です。

でも考えてみれば、相撲だって、知らない人から見れば
太った裸の男と男がぶつかり合うという、えらいスポーツです。

それに比べたら
ブランコやシーソーの方が健全な気もします。