中国の成金は、本当に半端ないと聞きます。
日本人の想像を越える成金です。
しかし一般市民の私は、成金の友達はいませんし
何より、中国の成金は、ぱっと見にはわからないそうです。
みすぼらしい大金持ちも結構いるんだとか。
私とは縁のない、成金たち。
山西省旅行で、例の武さんから
成金の様子を少し聞くことができました。
大同を車で走っていると
突然、団地が現れる。
日本の団地を、もっと大きくした
というより、一つの街と言っても過言ではない、集落。
それは、炭鉱の街。
住んでいる人は全員、炭鉱に関係する仕事をしている。
それと、その家族。
炭鉱は、山西省のメイン事業。
一つの会社で、一日、何百万元の利益が出るんだとか。
なので、その社長は、とんでもない金持ち。
山西省の省都、太原。
そこに、高級マンション群がある。
確か、10棟ぐらいあったと思う。
一番安い部屋で、日本円の5千万円ほど。
しかし、それも一か月で全て売れたという。
太原の一般市民の月給は、日本円で4万~6万円ほど。
その人達にとったら、5千万円なんて夢のまた夢。
武さんは言う。
「そんなのね、あのお金持ち達にとったら
なんてことない買い物。氷山の一角でしかないですよ」
これが噂に聞く、貧富の差。
こちらは武さんの目撃談。
「この前、お客さんをホテルまで連れてきたとき
すごい高い車が停まっててね
中の人が出てきて、後ろの荷物のとこ開けたら、全部お金!
100元札が、そのまま、いぃっぱい!
あぁ~も~びっくりしたぁ~!
ホテルの部屋で、あのお金使って麻雀するんですよ~」
それを聞いて、歴史の教科書にあった風刺画を思い出した。
おや、暗いかい、明かりを灯そうか
このお札に火をつけてね。
更に、その子供達。
親が大金持ちなので、仕事なんてバカバカしくてやっていられない。
月5万円なんて、はした金に過ぎない。
「金持ちの子供は、しょっちゅう北京に行ってブランド買ってるよ。
ちょうど、さちこさんと同じぐらいの年よ。
両手に、グッチとか、エルメスとか、袋たくさん持って歩いてるよ。」
私はそれを聞いて疑問に思う。
「そんなん買ってもさぁ、どうするんだろう。山西省で。」
母が言う。
「なんか、あるんだよ、お金持ちのパーティーみたいなのが」
パーティー。
パーティーって、何だろう。
武さんに尋ねる。
「でも炭鉱なんて、いつか無くなりますよね」
武さんは言う。
「まだ大丈夫ですよ、あと100年ぐらいは」
100年。
人の一生から考えれば、100年は長いけれど
一つの街からすれば、100年なんて、あっという間だ。
成金が動かすこの街は、これから、どうなっていくんだろう。
これまた何回か書いてきました山西省旅行記も、これまで。
雲南のときは、主に過去に触れる、という感じでしたが
今回は、中国の現状を見られたような気がします。
それでも、まだまだ
知らないことだらけです。