シーサンパンナ その3、ジノ―族 | 何故か、台湾にて

何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

さて、前回は毒蛇ショーについて書いてしまったので
今回は、ちゃんとジノ―族について書こうと思います。












ジノ―族も、ナシ族同様、自然崇拝。
自然の中でも、特に太陽を崇めている。

ジノ―族の民族衣装の背中には、太陽がついている。



これは、成長するにつれて変わるらしい。

ジノ―族は、16歳で成人になる。
そこで、子供太陽マークから、成人太陽マークに変わる。

この、成人太陽マークは
「相手募集中」マークでもある。

結婚すると、またマークが変わる。

なので、この人いいな、と思ったら
まずは、相手の背中のマークをチェックするらしい。


説明してくれたのは、26歳の男の人。

「じゃあ、あなたのは?」

と聞いてみたら、くるりと背を向け

「相手募集中ですよ」

と、爽やかに笑った。


ジノ―族は、女の子の民族衣装がかわいい。



衣装だけじゃなく、女の子もかわいい。
皆、小柄。




その、色々説明してくれた26歳のお兄さんも素敵だった。
とても爽やか。

爽やかに、その辺を歩いている蟻を捕まえ

「食べてみる?この蟻、食べられるんだよ」

と差し出してきたので
なんだか、なんてことないような気がしてきて
ぺロリと食べてしまった。

うごうご動いている足にはちょっと困ったけれど
食べてみたら、酸っぱくておいしかった。

ただ、後から考えてみると
自分、よく食べたな、と思う。
旅も終わりに近づき、何か感覚がマヒしていたんだろう。

お兄さんは言った。

「日本人は、周りに海があるから
 海の色んなものを食べるでしょう?
 僕たちは山に住んでいるから、山の色んなものを食べるんだ」

あまりに爽やかに言うので納得してしまったけれど
そういえば、日本にも山はある。



最後に。

今回の旅で、少数民族の人達と話す機会に恵まれ
気付いたこと。

本当に原始的な生活をしていた少数民族は
共産党に感謝していることが多い。

「今の中国のおかげで、生活が豊かになった」

人口の少ない少数民族の村には
政府のお偉いさんが訪れることが多い。

そして、お偉いさんが訪れると
その後、色んなことが激変する。

「保存のため」と言って
村を丸ごと観光地化することも、よくある。
だけどそれは、本当の保存にはなっていない。

本当の生活から、見せる生活に変わっている。
ジノ―族もそう。

お偉いさんが来てから
テレビもインターネットも見られるようになったらしい。
この短期間で、色々なことが変わった。

変わっていく流れの中で
いつまでも変わらないものは、何か。

その、変わらないものが
その民族の“核”なんだろう。