麗江 その3、トンパ文字 | 何故か、台湾にて

何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

前回は、麗江に住むナシ族の紹介をしました。

今回は、そのナシ族の持つ象形文字
トンパ文字について書こうと思います。

字というのは何か?

と考えさせられる文字です。











麗江の街には、ところどころ
トンパ文字が見られる。



一見すると絵のようだけど
れっきとした字。


今、世界で唯一使われている象形文字で
世界文化遺産?記録遺産?
忘れたけど、なんだかそういのにというのに登録されている。

でも、今、トンパ文字を充分に読み書きできる人は
十人もいないらしい。
普通のナシ族はもう、漢字を使う。

漢字と照らし合わせてみる。

(クリックしてご覧くだください)


私が、「これは!」と思ったのは
こちら



「聴」という字。
わかりやすい。


他にも、色々

「妊娠したぜ!」



「満腹だぜ!」



「俺んちだぜ!」




別に、そんな威張っているわけではないけれど
見ていると、すごく主張しているような気がしてくる。


博物館にも、漢字と照らし合わせた展示が。



左下の方にある、「客」という字が、なんともいい。
お茶出してる。


他にも、エジプトの象形文字と見比べる展示。
左がトンパ文字、右がエジプト象形文字。



博物館の人が、説明してくれた。

「エジプトのより、トンパ文字の方が複雑です。
 例えば、この、牛という字。
 エジプトのは、ねずみ、犬、猪、何かわからない。
 トンパ文字は、複雑で、とても美しい。」

エジプトの牛も、かわいいけれど
確かに、“四本足の生物”としかわからない。

でも、トンパ文字
書くのが大変だろう。


更に、展示してあった、“文章”





まるで、絵本。

「ある晴れた日に、彼は山へ行きました…」

と、朗読が始まりそう。



文字というのは、記録を残すためのものであって
その形に共通の概念があり、何かが読み取れるのであれば
それはもう、れっきとした文字。

文字とは、何のためのものか

そういうことを、改めて考えさせられた
ナシ族の、トンパ文字。


最後に
トンパ文字の書を買った。

「順風満帆」



とってもキュート。

この紙は、有毒の木で作られていて
虫がつかないので、何年経っても大丈夫らしい。

ちなみに、右下に書いてあるのは
私の名前。
読める?











文字に心ときめいたのは初めてのことでした。
これからも、あの書を見ては
ニコニコすることでしょう。

さて、次回は
ナシ族にとって、とても大切な山
玉龍雪山について、書こうかと思います。