何故か、台湾にて

何故か、台湾にて

気がついたら台湾にいました。

ところてんのように生きています。

ここ最近
中国各地で記録的な大雨が続いています。

というか、アジア各地で大変なんでしょうか。

ここ天津も、色々と被害が出ています。













一晩、大雨が降り
朝になり、だいぶ収まった。

良かった良かった

そう思い、家を出ると
家の前の道が川になっている。



困った。
一晩の雨でこんなになるとは
なんて雨に慣れていない街なんだろう。

モーセのように、川をパカ―っと割れればいいんだけど
そうもいかない。

とりあえず家に戻り
ビーチサンダルに履き替え、出勤。

OLな格好に、足元はビーチサンダル
日本だったらできなかっただろうけど
不思議なもんで、ここなら、どんな格好でもできる気がする。


しかし、どこもかしこも、川だ。



ノアの方舟が必要になる日も近い。


北京や天津は、普段の降雨量が少なく
街自体が雨に慣れていない。

とにかく、水の行き場がなく
そこら中に流れ出てしまう。

水没した道路なんかもあって
死者も出ている。


一方、ニュースを見ていると
楽しんでいるように見える人もいた。

ボートに乗ってみたり、釣りをしてみたり。

いざというときの、生命力の違いを感じる。












ノアの方舟

中国人の生命力を見ていると
この人達は、自力で泳いで生き延びるんじゃないか
と思えてきます。

私はまだ、それほどのたくましさは持ち合わせていないので
ぜひ、乗りたいところです。

私には、小さな夢があります。

日本に旅行に来て、困っている中国人や台湾人を
中国語を使って助けてあげ

「ありがとうございます!なんて上手な中国語!」

と言われ

「いえいえ、お安い御用です」

と、笑顔で去る。

素敵な中国語ペラペラレディです。

今回の帰国で、そんなレディを目指してみました。









大阪に到着した日。
迷子になり、駅で地図を眺める。

北って、何?何をもって北とするの?

と、困惑しながら地図を見ていると
隣に女の子二人がやってきた。

二人は中国語で話している。
あれはどこにあるんだ?こう行くのか?いや、こうじゃないか?

そこで

「どこへ行きたいんですか?」

と聞き、さらりと答えられれば
まさに、私の理想像。

そんな絶好のチャンスを前に、私は二人を無視。
なぜなら、私も迷子だからね。


ホテルに着くと、フロントで
受付の人と中国人夫婦が、何やら
コミュニケーションが取れずに困っている。

「ここだ、今度こそ…!」

そう意気込み、声をかけてみた。

「どうしました?」

「ドコモショップで、SIMカードを買ったんだけど
 繋がらないんだよ」

私は心の中で呟く。

もっと簡単なこと聞いてくれよ…

方角にも弱いが、機械にも弱い私。
何らアドバイスできず、夫婦は自分たちで解決して去って行った。



友達と一緒に入った居酒屋。
店員さんが中国人。

「ちょっと話してみてよ~!」

そう言われ、少し話してみたけれど
私の中国語より、相手の日本語の方がうまい。

次第に日本語に変わっていく会話。









まだまだ弱い、私の中国語。

そして、日本で中国語ペラペラレディを演じるには
中国語以外の知識も身につけないといけないんだと気付きました。

道のりは遠いです。

前回は、麗江に住むナシ族の紹介をしました。

今回は、そのナシ族の持つ象形文字
トンパ文字について書こうと思います。

字というのは何か?

と考えさせられる文字です。











麗江の街には、ところどころ
トンパ文字が見られる。



一見すると絵のようだけど
れっきとした字。


今、世界で唯一使われている象形文字で
世界文化遺産?記録遺産?
忘れたけど、なんだかそういのにというのに登録されている。

でも、今、トンパ文字を充分に読み書きできる人は
十人もいないらしい。
普通のナシ族はもう、漢字を使う。

漢字と照らし合わせてみる。

(クリックしてご覧くだください)


私が、「これは!」と思ったのは
こちら



「聴」という字。
わかりやすい。


他にも、色々

「妊娠したぜ!」



「満腹だぜ!」



「俺んちだぜ!」




別に、そんな威張っているわけではないけれど
見ていると、すごく主張しているような気がしてくる。


博物館にも、漢字と照らし合わせた展示が。



左下の方にある、「客」という字が、なんともいい。
お茶出してる。


他にも、エジプトの象形文字と見比べる展示。
左がトンパ文字、右がエジプト象形文字。



博物館の人が、説明してくれた。

「エジプトのより、トンパ文字の方が複雑です。
 例えば、この、牛という字。
 エジプトのは、ねずみ、犬、猪、何かわからない。
 トンパ文字は、複雑で、とても美しい。」

エジプトの牛も、かわいいけれど
確かに、“四本足の生物”としかわからない。

でも、トンパ文字
書くのが大変だろう。


更に、展示してあった、“文章”





まるで、絵本。

「ある晴れた日に、彼は山へ行きました…」

と、朗読が始まりそう。



文字というのは、記録を残すためのものであって
その形に共通の概念があり、何かが読み取れるのであれば
それはもう、れっきとした文字。

文字とは、何のためのものか

そういうことを、改めて考えさせられた
ナシ族の、トンパ文字。


最後に
トンパ文字の書を買った。

「順風満帆」



とってもキュート。

この紙は、有毒の木で作られていて
虫がつかないので、何年経っても大丈夫らしい。

ちなみに、右下に書いてあるのは
私の名前。
読める?











文字に心ときめいたのは初めてのことでした。
これからも、あの書を見ては
ニコニコすることでしょう。

さて、次回は
ナシ族にとって、とても大切な山
玉龍雪山について、書こうかと思います。