回想法のビデオというものがあります。
比較的鮮明な過去の時代を回想することにより、その鮮明な部分を引き出すのが目的な訳ですが…

主旨から微妙にズレる部分も引き出せて、微妙な気持ちにさせられます。

例えば…

戦前戦後の結婚式のお話。
新郎新婦のそれぞれの衣装的なことについて回想する訳なのですが…

「当時はそこら中焼け野原で危ないでしょ?
戦争でお亡くなりになられたご家族のことを考えたらね、あんな大っぴらには出来ませんよ…」

とか、

同じお話において。
花嫁衣装や嫁ぐ際に受け継がれる道具に関しては…

「あんな純白のお着物なんか一般には出回ってませんでしたよ?
よっぽどの上層階級のご家庭なんですかね…」

とか爆弾

七五三やら雛祭りで飾る人形のお話も似たようなもので…

「人形なんかが一般家庭で買えるようになったのは随分先のことですよ?
当時に持ってたご家庭なんてあったのかしら?」

とか…


もっと一般階級の方をモデルにしてくれって感じですね…。
確かに見た感じ、上層の香りぷんぷんなおばあさんではありました。
共感出来ない作りなのはマズいですね。


まぁ、良い作りのお話もあります。
当時の遊びとか。

お手玉、お弾き、ゴム段跳び(昔からあったんですね長音記号2)、数え唄など。


ふと思ったのが、男の子の遊びについての話が一切含まれてないこと。
まぁ、やんちゃな遊びの中には戦争色の強いものが多いせいなんだろうなとは思いますが爆弾

当然ながら、男性利用者にとって面白い要素はゼロなので、居眠りされるか退席されるみたいな。

食べ物のお話は結構ウケが良いですね。
地方によって違いがあったり、ご飯のカサ増しに何を使っていたとか、盛り上がります。
割合的に女性利用者が多いので、ちょっとした主婦の会話風な雰囲気になります。


男性利用者ウケするお話も欲しいですね…。
映像がないと「あんまりおぼえてないなぁ」って流れになりやすくて…
利用者の方々は身体的な衰え且つ認知症の進行によって多大な自信を失っている訳ですが、多大であるが故に居場所を求められます。
その1つに代表されるのが「ご自身の役割」です。

①ご自身で見つけられる方、
②表現は悪いですが与えれば全うする方、
③同じく与えれば自分なりに全うされる方、
④持てなくなってしまった方、

など、様々です。


①の方はかなり軽度の方であり、こちらとしては願ったり叶ったりではありますが、該当者が複数居る場合は仲介に入って上手く振り分けないとトラブルが生じます。

②の方は見つけられないだけで、待ってましたとばかりに励まれます。
ぶっちゃけ、最も手が掛からないタイプです。

③の方は何かに集中していないと落ち着かないタイプの方も含まれ、マンツー対応が望ましいみたいな。

④の方はかなり重度の方であり、ご自身のことで精一杯です。

③で一旦は留まるケースが多いものの、①~④の流れになります。


ちなみに、居場所という表現をしたのは、自宅じゃないということが大きな要因です。
我々としては居心地の良い住まいを目指していますが、判断するのは利用者で、その溝を埋めることは容易じゃありません。
というか、完全に埋めることは限りなく不可能です。

だからこそそのベクトルが大事な訳で、日々奮闘してます。
↓充電可能な環境に居る方、バッテリーに余裕がある方はご覧になってみて下さい。


http://m.youtube.com/watch?v=l3mS-axOLTc&rl=yes&hl=ja&gl=JP&guid=ON&warned=True&client=mv-google



平成元年生まれの方が生まれる少し昔に放送してた伝説の番組です。

田村正和さん若い

所ジョージさんもっと若い

というだけでも十分見所ですが…
このブログでご紹介する以上は懐かしんで頂くことが目的ではありません。

この時代の高齢者へのイメージという意味では打ってつけかなと思った訳です。

ご覧になれば分かりますが、介護の在り方といった深いところまで追求してはいません。

あくまでイメージで、ソコが妙にリアルです。

随所に描かれてますが、オチも凄いです。


時を経て仁侠ヘルパーなる番組もありましたが、コッチのほうが記憶に残りますね。
たった1話だけなのに。

介護技術的に参考になるといった部分は全くありませんが、こういうことが背景にあって今の介護理念があるということや、何よりもリアルタイムで見ていた僕が介護者になってることには感慨深いものがあります。


今見ても普通に面白い作品ですよ。