珠洲と上関 | 福島から山口・空・海・大地

福島から山口・空・海・大地

わすれない。ひとりでも可視化を

閣議決定する部屋に置くべき絵画

 

 

 

 

閣議決定する度に見るべきグラフ

 

                                by東京新聞

 

 

能登地震の反省として見るべき写真

2月1日崩れた母屋は1カ月前のまま 

がれきに花束、めいに助けは来なかった 

珠洲市宝立町の鵜飼(うかい)地区

 

 

 

今回の地震で一気に身近になった能登珠洲市。

できれば訪れたい…

半島先端の原発に反対した共通地として

 

能登高屋・寺家       山口県上関

by北野進

 

反対運動 珠洲原発 1975年~2003年

       上関原発 1981年~

 

能登震央近くの原発 止めた住職

 

能登暗闘地震で被災した珠洲市高屋地区の円龍寺の住職

塚本真如さん詠子さん夫妻

二次避難助となる加賀市内のホテルに身を寄せている

 

Q:地震の時はどうでした?

 

塚本さん

立ってられない。

テーブルの下に潜るにもそういう場所がないですから

とにかく座って収まるのを待つだけ

上から屋根が落ちてきたらおわりやな~と思いながら

 

詠子さん

固いものが落ちてくるわ、食器が飛ぶわ

とにかくひでぇひでぇ~と思い

ハッと気がついたら  目を上げたら

上が空だった 屋根がなかったんですよ

こっちは(足)こないになって…

ここは紫色になって腫れあがって 未だにここがガタガタ

 

足を負傷し、1月3日に地区に来た自衛隊ヘリで搬送された

 

夫妻が住むのは珠洲市高尾地区

関西中部北陸の電力3社が、かつて計画した珠洲原発の立地予定地だった

地元の反対運動や電力需要の低迷を受け3社が2003年に計画を凍結した

塚本さんは地元でのガン発反対運動の中心的な一人だった

原発反対運動をあきらめずに続けた塚本さん

 

塚本さん

”4時間おきに毎日電話きた。無言電話

そうですよ

嫌がらせの手紙やらなぁ”

 

原発賛成にさせるための説得もくり返し受けたと言う

 

塚本さん

”ハイと言ってくれたら原発できるんですよ はぁ~

塚本さんが良かったら、外国でもどこでも連れて行きます

それから

お寺もバーンと建ててあげます とこう言うんですよ

最後まで闘おうと思っていました

 

原発がなくて良かったって みんな言っています

あれ(原発)があったら どうなっていたんだろうな~と

言っています みんな

この震災が起こって西日本の人たちが、僕の電話

どうして調べるのか わからないけど

携帯に、私たちの命を救ってくれてありがとう と

電話がくれんですよ

(これを聞いて)

大それた仕事をしたんかなと思ってね ハッハ”

 

 

 

約100人いた住民の大半は1月11日に地区を脱出

現在は約10人がとどまっている

谷口直生さんは、高齢の住民のために集めてきた情報を共有する

 

谷口さん

”ブルーシートの申請 うち廻ってきょらんので 

書類もらいに行ってきました”

 

”なんていうか普段近しい関係ですので

そういう人を置いて 自分だけ安全な場所に行くと言うことが

できなかった”

 

”雨水がたまって落ちてくる所に、たらいを並べて 水をためて

飲んだり、食器を洗ったりする水にしておりました

今も使い水にするため そのまま溜めっぱなしにしている”

 

谷口さんは地元の漁師

 

谷口さん

”地盤が上がってしまった分梯子をかけないと、上り降りできない

地盤が隆起した分 港が浅くなったので漁船の出入りができなくなった

今はギリギリ浮いてる状態で

港の中に元々浅い所があるので

もし出ようとすると そこに乗り上げるというような状態

少なくとも1年半とか2年間は、無収入なのかなと

どんだけになるか わからないですけど

もしここに原発があっあたら

一瞬で終わりだったと思います

塚本さんがおっしゃるように

目も当てられない状態というか

避難するにも

津波が来るっていうので 避難できないし

もう孤立状態ですから

 

本当に悲惨な状況というか

もうとんでもないことになっていたと思います

止めてもらって 今 この状態で

我々の世代に引き継いでもらっています

 

本当にありがとうございます という感じです”

 


 

政府も自民党も原発・万博やめて、災害支援して

”本当にありがとうございます”と言ってもらいませんか?

 

 

原発のお金で分断されそうになった地区で

地震で分断された人の生活と心

つなぎあわせていくのも人の心

 

いつか旅して触れてみたい ねばり強さと優しさ

 

青字はブログ担当者の記事