裏金・汚染水 馴れたらあかん | 福島から山口・空・海・大地

福島から山口・空・海・大地

わすれない。ひとりでも可視化を

節分はあっても、節操を失くした国で…

 

いのちを 売ったらあかん  by岡部伊都子

 

いのちを 売りものにしたらあかん 

                       万博:623万円のミャクミャク像

 

 

脱税して安眠したらあかん

 

脱税して改憲したらあかん 音痴ヤジは山本太郎氏

 

不祥事の度にちらつかせる改憲

 

 

地震の度に不安になる原発


能登で原発事故があれば…川から海へ汚染水が流れたはず

 

 

福島は長い時間、流れ続けて海へ

 

 

 

福島は、わざわざ溜めた汚染水を流す

 

 

2023年8月24日 第1回汚染水放出前

 

2024年1月25日 第4回汚染水放出前

 

134万トン-1,328,571トン=11,429トン減少

2023年3回流したのは    23,000トン

差し引き            11,571トン 新たに増加

 

 

2024年54,600トン流す予定      

トリチウム3倍の濃さで…     

汚染水は、慣れると濃いのが平気になる?

 

 

流しても流しても溜まる汚染水

理由はデブリを冷やしているから…

デブリをとり出せないから

 

水以外では冷やせないだろうか?

冷やさないとダメだろうか?

 

福島第一のデブリ取り出しは断念せよ ――「長期遮蔽管理」の提案

 

空冷化の可能性 滝谷紘一

概念と成立性

 

燃料デブリは発熱する固体

その中に核分裂生成物が含まれている

それが自然に崩壊

その時に崩壊熱を出す

この熱をうまく除去しないと

デブリの温度がどんどん上がっていき

再び溶融することになる

それは許容できませんので

適切な冷却をする必要がある

 

メルトダウン発生から今に至るまでは

注水冷却で冷やしてきた

空冷化方式:水の代わりに空気で冷却すること

 

これができれば汚染水の滲出 地下水の流量という

現在抱えている問題を解消できる

汚染水のさらなる増加も防げるということに着目した

しかし

気体は水に比べると冷却能力がかなり低い

水に代えて空気や窒素ガスでデブリの冷却が本当にできるのか?

という疑問が出てくる

 

事故後10年経って崩壊熱量は一桁ぐらいに下がっているけど

それが本当に冷却可能なレベルになっているのか?

どうかと言う疑問を抱きながら、可能性はあるのか?

解析をやっていました。

 

解析にあたっては色々なデータが必要

 

国際廃炉研究機関:国とプラント会社と電力会社がつくった組合

             日本で一番、原発事故の情報を集めて公開

 

圧力容器格納容器内のデブリの成分と分量

形状 重量 熱量

事故炉の調査自体まだ十分でないので

公表されている数値もかなり不確か

デブリの熱伝導率 比重も必要だが、まだ出されていない

 

デブリをとり出していないので実測ができていない状況

そこで

アメリカのスリーマイル原発のデブリの物性値を参考にして

1・2・3号機 重量はトン

燃料+構造体+コンクリート

炉心部はゼロとなっている

RPV(圧力容器) 2号機で42トン

ペデスタル:圧力容器を支えるコンクリート製の台

 

まずペデスタルの内側にどっと落ちてきて溜まった

ペデスタルの上には作業のため人が出入りする開口部が開いている

そこから事故直後からペデスタルの外側にも流れた

ペデスタルの内側の方が多い

 

デブリの発熱量:実測値になっていない

発熱量合計値 10年後 ※採用値

1号機40 2号機45 3号機45 1年後には1桁多くて500Kw前後

分散しているので各発熱量を評価

 

底部          2.2   8.0  2.6

ペデスタル内側  22.5 27.7 26.3

       外側  15.3  9.3 16.1

 

採用値とは

➊東電が昨年注水を最大48時間中止し、温度上昇のデータ

❷核計算 崩壊熱嶺がどのくらいになっているか?

       IRIDが発表した資料

大きい方を採用するということで、IRIDの方が上回っていたので採用

 

 

空冷化受動型システム

格納容器内で、窒素ガスが自然対流で容器内を移動

格納容器と外側のコンクリートの間に5cmほどの幅があり

これを利用して自然通風が行える

気体の温度が上がると上の方に上昇

いわば煙突効果

下のトーラスの中の配管の外側にすき間があり、原子炉建屋内の冷たい空気が入っていく

徐々に格納容器の外側から上がっていき

最終的に建屋外に出ていく

送風機とか駆動力とか電源は要らない

パッシブで自然の力を利用して

故障しないメリットがある

 

 

デブリ温度解析 上面からの距離と温度

 

1号機 350℃ 

 

 

2号機 450℃ ※圧力容器

圧力容器は、効率のため熱を逃さない構造になっている

デブリの量はペデスタル上より少ないが。温度は高くなる

しかし

450℃以下で溶融温度2,500℃より余裕がある

冷却できる見通しがある

 

長期遮蔽管理

外構シールド:鉄筋コンクリートですっぽり被せる

現在、建屋は地震時の水素爆発で健全性を失っていると思われるので、内部で建屋から出てくる放射性物質はしっかり格納する設備を設けないとならない

建屋外構シールドの壁の間にある空気を引いて

へパフィルターで放射性物質を除去して排気塔へ放出

できるだけ放射性物質を減らして

直接放射性物質が放散するのを防ぐ

格納容器内の窒素噴入

今もしているが、鉄鋼成分等の腐食を防ぐことをやらないといけない

 

長期遮蔽管理のための対処

➊安全上の配慮

配管はさまざまあり、空気中にある間錆びたり劣化していく

そのままだと建屋内と格納容器内がグラグラになってしまう

配管を切断して閉じ蓋を溶接して防ぐ

❷圧力抑制室の水抜き

高濃度放射能潜水が溜まっているのを除去

空冷化の前提ではない

➌格納容器他の不活性化

窒素ガスを封入して長期に構造物の健全性を保つ

❹未臨界の照明

空冷化だと中性子の減速材・水がなくなるので

臨界には水よりもなりにくいと考えられる

しかし

核燃料物質の管理と臨界防止は重要なことがら

万一、地下水は再侵入してデブリを再滲出することを想定しても

臨界が生じないことを確認しておく必要がある

➎濃度の管理 

乾燥していると、水分で抑えられていた放射性物質が自由に運動し始める可能性がある

➏窒素ガスの送付濃度の監視、内部の降圧を制御し

放射性物質が大気中にもれていくことをできるだけ防ぐ

❼セキュリティ

核物質なので収奪を防ぐ

 

 

止められない核分裂、閉じ込められない放射性物質

盛大に流すしかない?

改憲おどしメガネがいる間に…

裏金チューチューできる間に…

 

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