【夏休みのお母さんの関わり方１つで偏差値を１０上げることは可能です！】
１ 夏休みの限られた時間をどう関わったら偏差値があげられるの？～準備編～
２ 夏休みにお子様の成績を伸ばしたかったら信じて放っておきなさい
３ なんであなたはお子様を管理しないと信じられないの？さげ母になる人の特徴
４ お母様が「自分の仕事」に集中した方が、お子様は伸びていきます
５ 「自分の仕事」に集中せず「さげ母」になってしまうお母さんの特徴
６ お母様がお子様の夏休みの計画を、代わりに立ててしまっていませんか？
７ 子どもを心配しすぎて「本当にできるのかな」とつい思ってしまう時の自分との向き合い方
８ お子様が自分からやる気を出すためにやってほしい「夜の振り返りタイム」
９ 「夜の振り返りタイム」で2日連続、計画通りにできていない時に見直してほしいこと
１０一人で抱えないで！お子様の成績を伸ばすための勉強計画を立てる方法
子育て＆中学受験ママコーチ 美月ゆりです。
「夏休みのお母さんの関わり方１つで偏差値を１０上げることは可能です！」
の第７回目。
「子どもを心配しすぎて『本当にできるのかな』とつい思ってしまう時の
自分との向き合い方」です。
例えば在宅時のお子様の時間の使い方を見て。
YouTube見過ぎじゃない？
ゲームやり過ぎじゃない？
例えば返ってきた模試を見て。
うっかりミス多過ぎじゃない？
点数、目標点より低過ぎじゃない？
例えばお子様の生活を見て。
寝過ぎじゃない？
部屋、散らかし過ぎじゃない？
・・・などなどが気になっていませんか？
その先には
「他の子はこの時間も頑張ってるはず」
「他の子はもっと点が取れているはず」
「他の子はもっとちゃんとしてるはず」
と妄想が膨らみ・・・
「うちの子、ちゃんと合格できるのかな？」
という心配と不安に
襲われたりしていませんか？
実はこれ、心配していることに
お母様がメリットを感じているのです。
「メリット？
そんなはずないじゃない！
この心配をなんとかしたいと思っているのに！」
と思われるかもしれません。
でも、ちょっと振り返ってみてくださいね。
「自分でやるっていうけど、ほら、できない」
「やっぱり私がやらないとダメ」
という思いが頭の中にいつもあったりしませんか？
そう、実はあなたは、
「心配していたい」
のです。
「自分でやるっていうけど、ほら、できない」
「やっぱり私がやらないとダメ」
「うちの子、ちゃんと合格できるのかな？」
文字にしてみると、
「呪い」の言葉のように見えてきませんか？
ではなぜ、心配していたいのでしょう？
それには２つ、理由が考えられます。
１つは、
先日第４話でもお伝えしましたが、
「脳がヒマ」だからです。
心配していると、
脳はまるで仕事をしたような感覚を感じます。
お子様の様子から
「こうだとこうなる」と先を読み、
「そうならないようになんとかしなきゃ」
と感じて注意したり先回りして行動する。
その思考と行動の流れから、
これまでお子様に注いでいたエネルギーを
持て余さずに消費できるので、脳が
「大事なことをしている」と
「錯覚」してしまうのも無理はありません。
そしてもう１つは、
お母様がお子様によって、
ご自分の存在証明をしたい時です。
例えば、お子様を良い学校に入れることで、
自分（の子育て）が評価される、
と感じているので、なんとか合格してほしい！
というケース。
これは、「他人からの評価」を気にしていたり、
ご主人やお姑さんに対して不満があるときに、
子育てで結果を出すことで張り合おうとするために、
中学受験をその手段として
無意識のうちに使ってしまっていたりします。
逆に、「この子は私がいないとダメ」と、
「自分が子どもの世話を焼いていたい」
というケースもあります。
これはいわゆる「ダメンズ」をつくる、
「さげまん」と同じ心理です。
相手を下げることで、自分を上げる。
もちろん、そうしている自覚はないので、
「私がなんとかしないと」と世話を焼き続けます。
どちらも、お子様によって、
お母様が自分の存在意義を感じていたい。
つまり、お子様に「依存」している、
ということです。
「結果は目的」。
「脳がヒマ」も「存在証明」も、
その行動の「スタートの意図」は、
「心配していたい」なのです。
お子様が心配するような行動をしていれば、
それをなんとかしようと関わり続けられます。
つまりお子様を「言い訳」にできる、ということ。
でも本当にするべきは、
「お母様自身の人生をどう創るか」であり、
これまでお子様に注いでいた
エネルギーを注げる「他の何か」を、
お母様の人生において見つけること、ですよね。
人生100年時代。
子育て後の人生も、
過ごし方１つで受け取るもの、
味わうものは、いくらでも変わります。
自分で望む人生を創るのか、
諦めて嘆く時間とするのかは、
どんな行動をしたかで変わります。
それは、いつだって本当は、
自分で選べるのです。
でもそれは面倒くさい、
新しいことにチャレンジするのは怖い、
と心の中で感じているので、
お子様を心配するような出来事を、
無意識のうちに創っている、というわけです。
そこから生まれる、
心配・不安といったネガティブな感情は
勝手に膨らみ、手に負えなくなって、結果、
お子様にガミガミ言ってしまう、となります。
そんなお母様からお子様が受け取るのは
「ネガティブ」なエネルギーで、
それによってお子様のエネルギーも下がります。
そうなれば当然、パフォーマンスも下がるので、
力はなかなかつきません。
すると「こんなに頑張っているのに、
どうせ自分はやってもできないんだ」と、
お子様は自信を失い始めます。
何事もそうですが、
失うのはあっという間。
積み重ねるのには時間が必要です。
「応援したい」「合格してほしい」と思っていながら、
「できない」「ダメ」と思っている。
頭で思う願いと、
心で感じている本音が両方お母様の中に存在し、
せめぎ合っているのです。
しかも、無意識のうちに
「できない」と思っている時間の方が
長いということに気付いていなかったりします。
すると当然、
「うちの子はできない」という思考が貯まり、
それが現実化され続けます。
この悪循環こそが、
お母様の無意識から生まれている、
「さげ母・コミュニケーション」なのです。
この無意識に、あなたは気付いていますか？
もし気付いていないなら、
問題がなぜ起きているのかを知りたいなら、
１DAYレッスンでその原因を見つけましょう♡
「親の仕事は心配すること」
と思っていたら、
「さげ母」赤信号点滅！です。
「さげ母・コミュニケーション」に気付いて、
「あげ母・コミュニケーション」に
あなたもシフトして行きませんか？
明日は、第８話。
「お子様が自分からやる気を出すためにやってほしい『夜の振り返りタイム』」
をお伝えしますね。
お楽しみに！
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