「わたしファースト」主宰、美月ゆりです。
昨日、友人から、
「子供の受験が終わったから、ご飯行こー♡」
とメッセージが来ました。
一緒に、
「第1志望は残念だったんだ」と。
我が家も長男は第1志望の学費寮費全額負担枠に補欠で一歩及ばず、
そこからの起死回生でなんとか条件をクリアした経緯と、
もっと遡れば、小学校受験(国立小のみ)でも同じく不合格経験をしているので、
その時の、親としてのなんとも言えない気持ちも味わっています。
子供のがっかりした表情や涙を見るのはやっぱり切ないし、辛い。
自分の毎日の生活が、子供の塾や朝学習、夜学習などの影響を受けているので、
自分のことのように感じてしまいがち。
でも、違います。
ママが自分を責めるのは、
違います。
合格=親の評価、ではないんです。
結果で人は物事を評価しますが、
それはあくまで他人の評価。
そんなものはいりません。
本当に大切なのは、
「子供本人が受験をして得られたこと」
なのです。
受験勉強は、仕事で成果を出すためのプロセスと似ています。
時間をどう使うか、どうやってゴール達成(=合格)するかの戦略を立てたり。
テストを受け、自分の弱点を知り、強化するための工夫を考えたり。
自分の強みを知り、強化して武器として磨いたり。
精神的プレッシャーの中でセルフコントロールしたり。
仲間と励ましあったり。
能力としての学力と、やりきった感。
そういう経験は、お子さんが受験を選んだからこそ、
得られた経験であり、
身につけられた力。
中学受験は本来、しなくてもいい受験。
だから親からのやらされ受験でなく、
お子さん本人が望んだ受験なら、
しっかりやり切ったなら、
どんな結果もお子さん自身の学びになります。
そもそも受験は水モノ。
望む結果を出せれば確かに気分はいいですが、
どんな結果もあくまで人生の通過点。
実際、第一志望に合格しても、
その後学校を辞めて転学される方もいらっしゃいますし、
その理由は様々です。
そういう話を聞くたびに、
志望校合格が人生すべてではないな、と思います。
そう。
どこにいても自分次第。
だからこそ、
その結果をどう活かしていくか。
それこそが
「自分を幸せにするために必要な力」
だと私は思います。
だから、子供を責めたり、
塾のせいにしたり、
自分を責めることに意味はないんです。
むしろ、そうしてしまったら、せっかくの
「自分を幸せにするために必要な力」を身につける機会を、
活用できません。
望まない結果、状況をどうプラスに変えていくか。
そのためには、しっかり現実を受け入れて、
「これでいいんだ」と、
まずは現状にオッケーを出すこと。そのうえで、
「今、自分が持っているものをどう活かすか」
を考えていく。
まだ小学生だからこそ、
親自身も「これが今のお子さんに必要な結果」と気持ちを切り替え、
この経験をうまくプラスに昇華させることが、
お子さん自身の物事への対応力アップと、
その後の親子の信頼関係にも大きく影響します。
消化する際に必要な、前向きな関わり方、強さ、明るさは今後、
お子さんの中に眠る可能性が開く時に必要な力となるので、
思春期前の、親からの大切な贈り物だと思います♡
転んでもタダでは起きない。
悔しい、悲しい経験をしたからこそ、
その結果をプラスに変えていく。
子供は親の背中(行動)を驚くほどよく見ていますから(*´艸`)
どう受け止めて、
どう行動するか、を。
今は一息ついてゆっくり休んで。
自分とお子さんをしっかり労って。
そしてまた歩き出せばいい♡
人は本来、とっても強いのです♡
地下道で見つけたメッセージ♡(*´艸`)