夜は少し肌寒いですが、羽織が面倒なので少ししっかりした地のお召を着ました。
色は明るいのでさほど暑苦しく見えないのでこういう時にはちょうど良いです。
久しぶりに締めた獅子の九寸名古屋帯。薄くてヘロヘロなのでお太鼓がぷわんとなります。こういう形になるお太鼓はあまり好みじゃないので出番少な目な帯です。量販の染め帯なので、でしょうか…。
何度も何度もやるうちに頭と体に手順が入っていきます。少しずつナビゲートの言葉を減らします。 「背中にしっくりくる感じ」
「シワのない帯山」
「こんなに締まるんだ」
「仮紐の位置!」
と色んな発見があったようです。嬉しい感想がいっぱいいただけてこちらの方が感動します。
今までも着ていらっしゃる方々ならでは、の感想ですね。いつもの悩みが一つずつ減るように最初から丁寧にお教えしています。『もう着られてるじゃん』で済ますのではなく、何が足りないかな、どこが多すぎるのかを気づいてもらえるように、と心がけています。
来週がもう楽しみで仕方ないです!