面白いことを・・・目いっぱいしてます!! | 広島大学病院乳腺外科ブログ ~広島の乳がん医療に取り組みます~

広島大学病院乳腺外科ブログ ~広島の乳がん医療に取り組みます~

広島大学病院乳腺外科スタッフが、乳がんのこと、日常のこと、感じたことなどを交代で綴っていきます。ぜひ、気軽にコメントもいただければうれしいです!
注:このブログは広島大学公式ブログではありません。発言内容は個人の見解であり、広島大学とは一切関係ありません。

こんにちは

 

決して月末の担当を忘れていたわけではなく

どうにもこうにも忙しかったためブログへの参加を遅らせていただきました

 

広島市立北部医療センター安佐市民病院 乳腺外科 恵美です。

 

先日の金曜には事情があり1例しか手術が入っておりませんでしたので

久々の空きコマ(大学生時代が懐かしい!!)ともいえる午後に

いつも熱心でかわいい桃子医師と外来診察室でこまごまと診療業務を整理しながら

 

私:明日また東京だ~

桃:あ、あれですよね。全国向けの講演会!

私:なんかコロナ禍が明けて、月一ペースで出張だよ・・・悪いけど留守番よろしくね!

桃:承知しました!あれ?前回もなんかこんな話しましたよね・・・

 ていうか、あれからまだ一か月しか経っていないんですかびっくりびっくり もっと経ってる感覚です!!

私:確かに・・・いつもは一か月なんてあっという間なんだけど・・・よっぽど非日常的ないろいろが満載だったんじゃないかなぁショボーンショボーン照れウインク

桃:そうですね・・・いろんなイベントありましたよね・・・手術も多かったですし合格

私:わたしさ、年明けから7週連続で週末に何かしら家を留守にするスケジュールなんだよね・・・子供たちも『えっ?!今週もいないの??笑い泣きいつ出て、いつ帰ってくるの??どこ行くの!?』って言われてるよショボーン

桃:・・・ははは・・・

 

 



年明けはまた特に毎週、いろんな面白いイベントがありまして

勉強したり

私や網岡先生や桃子が出演するある企画での診療のコツビデオを作ったり



たとえ私と桃子しかいない環境でも、質の高い診療を提供できるなかなか頑張っている『チーム医療』や『タスクシフト・シェア』について更に磨き上げたり当院の良いところをご紹介したり。

 





これから他県の先生と協力して『乳房と乳がんのお話』出張講義を展開していく動きが生まれたり

 

忙しいけど『面白いこと』を思いっきりやった一か月でしたので

心は軽やかですドキドキ

 

乳癌診療に携わる医師は圧倒的に少なく、医師のマンパワーは足りない環境で

患者さんも医療者も幸せで間違いのない診療を行うには様々な工夫と体制が不可欠です。

診察が短時間でもしっかりご理解いただき、納得した治療が選択できるような説明ツールや、医療者向けの教育・啓発動画を作り

医師だけでなく、全ての医療者がそれぞれの役割をしっかり果たしながら、患者さんを中心に考えていくチーム医療としての流れを再確認しました!

 

実は、この病院で診療を行い始めてはや一年が過ぎました!

来た時から感じていましたが、安佐市民病院は大変に診療の流れが素晴らしいのです。

誰一人、100%でないにしても『この仕事、私がすることじゃないんだけど・・・』というような人がいないんです目

これって、実はとてもすごいことでして・・・

 

ちゃんと役割を分担して、もちろんそれぞれの境界線はある程度重なりながら

全ては患者さんのために!

それぞれのなすべき役割を全うしているという状態は、本当に得難いものです。

歯車がガッチリとかみあって、狂いなくスムーズに回転しているようです照れ

 

しかし、次なる目標は『歯車のスペアを持つこと』でしょうか。

赴任する際には『怪我しない、病気しない、死なない』を一年の目標の第一義としておりました滝汗

100%到達出来てはいませんが、少なくとも私が体調不良等で休むことは一日たりともありませんでした!

ありがたいことに・・・

あんなに不摂生なのに・・・汗

 

しかし、増長することなく

今年はたまたまうまくいっただけだと思いますので

少なくとも急な事態で誰かが休んでも(それがたとえ私であっても!)

代わりが効くような体制でなけれなりません!

そのためには、医師が少ない現状で

コンビニのように近くて便利な診療を提供することはできません。

ここは患者さんにもご理解いただき、治療を開始した最初の1年くらいは

遠くても頑張って充実したより良い医療を提供できる施設に通っていただきます。

そして、治療が落ち着いたら・・・

お近くのかかりつけ医とも協力をして近くて安心なフォローアップと治療を続けていくのです。

 

こんなに医師が不足する地域では全国どこでも診療する医師の健康と医療の安全を守るために

そんな対策をしていけるよう、政治的に『どこでも乳腺診療』を望むいろんな人たちを律していかねばなりません。

 

なんてことを

昨日も広島からはるか離れた東京の地で

私、重松、千葉で3人で年間400人の手術をしている倒れそうな男子と

広島大学出身の同級生乳腺外科医3人が、あーだこーだと愚痴を言いつつ将来の展望を語ったのでありました。

 

そんなに毎週のようにいなくても

我が家はちゃんと運営されるように夫が進化を続けてくれています!

たとえ女性であっても、しっかりと働くことのできる環境は、パートナーや周囲の人たちとの協力体制あってこそです。

『どうやってるの?』のご質問に、東京の病院で研修を積んでいた若き日の夫のことをよく知っておられるたくさんの先生方に

たとえ消化器外科医であっても家庭運営を担ってくれている夫の進化をしっかりと暴露(笑)してまいりました。

 

ありがたや・・・

今年も、『面白いこと』をたくさんしていくぞ!

そんなことを考えながら銀座のデパート街を東京駅まで歩きながら

 

もう、数か月過ぎてしまった夫の誕生日プレゼントをすっかり忘れていることに気づきました汗

これは・・・近いうちに善処せねば・・・

と思いつつ、デパートに入ることもなく前を見てただ進んでいった初めての銀ブラでした。

 

すまん!