こんにちは。
広島大学病院 乳腺外科の鈴木です。
最近放射線療法に関する論文を読んだので、今日は放射線療法について書いていきます
乳がんの治療中の方で放射線治療をする場合はいくつかありますが、
たとえば手術の後にする放射線治療は、残っている乳房の 目には見えないがん細胞を死滅させることが目的です。
その他、骨転移による痛みがある場合には、痛みを和らげたり骨折予防のために行うこともあります。
放射線治療により起こる副作用には、吐き気、倦怠感、皮膚炎、肺炎などがあります。
皮膚炎は、はじめに乾燥したり赤くなったりして、悪くなると、かゆみや痛みを伴うことがあります。
放射線治療終了後1週間前後が急性炎症のピークといわれていて、ひどい場合には部分的に水泡やびらんを形成する場合もあります
多くの場合は時間の経過によりよくなっていきますが、保湿薬や、炎症が強い場合にはステロイド外用薬が処方されることもありますので担当医に相談してみてください
また、頻度は低いですが放射線肺炎が起こることもあります。
放射線治療が終了して数カ月以降に、咳や熱が続くときは担当医に相談してみましょう
広島の備北丘陵公園では、この三連休コスモスが見ごろなようです
写真はいつかの紅葉ですが、秋を感じるようになってきましたね
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