子供を亡くした自死遺族によるオンラインの分かち合い
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~スタッフASKのひとりごと~

5月は息子のお誕生日だった

亡くなってから4回目になる

生きていたらどんな姿でいるんだろう

就職してたらどんな職業に

ついていたのかな


あの子は生前言ってたな

子どもの頃から不思議に思ってた

毎日同じ時間に起きて満員電車に乗って

仕事に行くなんて俺にはできないって


実はね私も思ってた

あなたは仙人みたいな人だから

山にこもる炭焼き人か

陸の孤島で自給自足

それが現実に叶うのは難しい


映画が大好きで登場人物の描写や

心理を分析してたね

映画評論家になりたいって


食べていくの難しいから

アルバイトにしてって

しっかり考えてあげてたら良かった


残されてた企業への

大量のエントリーシート

真面目なあなたは何時間かけて

仕上げても採用されなかったら

何だったんだって

だんだん追い込まれて

いってしまったんだね


大学院まで進学してたら今はまだ

自由な学生だったね

ずっと学生のままでいたかったんだよね

だからあなたは永遠の24歳


これからのあなたのお誕生日は

あなたと私のふたりでの

バースデーにするね

蝋燭の数は4本

あなたが望んだお母さんに

なれてるかな?



17名の方がご参加くださいました
毎月の会の終わりに心穏やかにその月の誕生花をご覧いただいております
4月の誕生花は パンジー ・ チューリップ ・ シバザクラ

 

パンジー の花言葉

「もの思い」「思い出」

 

チューリップの花言葉

「思いやり」「博愛」「名声」 

 

シバザクラの花言葉

「合意」「一致」

 

 

 

 

 

 

~スタッフASKのひとりごと~  

分かち合い後のクールダウンで「しあわせ」の話になった

私は直後家族に息子の人生はしあわせだったのかと
何度も何度も尋ねた

生まれてきて亡くなるまでの人生が短すぎて
早まった決断をさせてしまったのではないか
ただ苦しいだけの人生で終わらせてしまったのではないだろうか
一生懸命生まれてきてくれた息子に申し訳ない気持ちに押しつぶされそうだった

皆さんとの話の中で

人のしあわせを第三者が判断することなんかできないし
しあわせそうに見えていても本当の心の中は苦しくて生きることが辛いかもしれない

そもそも幸せと感じる感覚は当人しかわからない
わが子はしあわせだったと自分が思えたらそれでいいよねって

亡き子たちは今は何の苦しみもない場所で幸せにいる

居心地が良すぎて

もうこちらの世界には何の未練もないんだろうねって
私たちもわが子のいる場所に行ったらそこがどんなに幸せに満ちているか
きっとわかる
それまで自分の人生を生ききること
それが自分亡き後

幸せな人生だったと思ってもらえるんじゃないだろうか

 

こんな風にわが子の話を同じ体験をした親と話せる場所に改めて感謝した日でした

参加してくださった皆様お疲れさまでした

 

 

 

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~スタッフASKのひとりごと~

息子が逝って4回目の春を迎えた

 

満開だった桜も強風と雨でほとんど散ってしまった

雨と桜で

8年前の大学入学式をいきなり思いだした

当日は結構ひどい雨降りだったので

バスで行くつもりが

タクシーをひろって会場へ向かったこと

 

親子で並んで撮影した入場前の写真

入学という晴れの日を何回も経験してきた

息子の成長の証とともに

 

息子がネクタイの結び方がわからなくて

「そんなことも知らないの?」と口走った私

 

冷たい雨の中息子と下宿へ戻る途中

いつもは行列ができているうどんやさんが丁度開店したところで

ラッキーだから食べていこう

温かいおうどんをすすった

関西風のだしが珍しくて

冷えたからだに染み入って暖まって

もっと一緒においしいものたくさん食べたかったな

 

何でもないありふれた日常の会話

それが今はもう叶わない

当たり前の日々さえ今は愛しい風景

 

当初と比べると

嗚咽よりも懐かしい気持ちと一緒にあたたかな涙が頬を伝う

ああ

忘れることなんかないじゃん

ちゃんと記憶は残ってる

ほんの数日前の想い出みたいに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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17名の方がご参加くださいました
毎月の会の終わりに心穏やかにその月の誕生花をご覧いただいております
3月16日の誕生花は クチナシ・ナノハナ・ガーベラ

 

クチナシの花言葉

「喜びを運ぶ」「優雅」「とても幸せ」

 

ナノハナの花言葉

「小さな幸せ」「快活な愛」「明るさ」

 

ガーベラの花言葉

「常に前進」「希望」

 

 



 

~スタッフASKのひとりごと~ 

父の三回忌を2月に終えて春のお彼岸のこの時期に納骨をした

やっと父が兄弟や両親の家に還ることができた

そんな安堵な気持ちになれた

 
父は息子が亡くなったとき
私に「お前は悪くない、一生懸命子育てしていた
息子の意志を尊重してた」
そう言ってくれた
 
亡くなった当時は夫が単身不在だったから
ひとりにしておけないからと
泊まりにも来てくれた
 
「お父さんのが先に息子に会うはずだから
私がどんなに申し訳なく思っているか伝えてね」
そうお願いしてた
だから今はお空で私の気持ちを伝えてくれてると信じてる
「お母さん哀しんでたよ」って「心配かけちゃだめだろ」って
 
今はふたりで哲学の話に花が咲いてるんじゃないかな
父がいてくれてるから安心できてる自分がいる
 
お骨はいつか土に還る
私のお骨と息子のお骨はいつか一緒に海に散骨してもらいたい
海の底に沈んでいき海底の土に還る
骨は最後に残った体の一部だけれど
そこにはもう魂はないと思う
それでも触れることのできる最後の証だから
息子のお骨は私が生きている間は手元に置いておきたい
 
葬儀の後、骨壺を抱いていた夫が
このぬくもりが辛い
と言った
生きていた時にもっと息子の温もりを体感しておけばよかったな
 
知らぬ間に公園の雪柳がチラホラ咲き始めてた

もうすぐ桜が咲いて白とピンクのコントラストが美しくなるね
ねぇ

おとうさん、息子
お空から一緒にお花見といきましょうか
 

次回開催は2024年4月20日(土曜日)午後2:00からです

 

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~スタッフASKのひとりごと~

息子は大学入学で下宿した
下宿したことで自分の体調にいろんな発見があったみたいだ
シャッターが下りるような耳鳴りや、万年肩こり、浅い睡眠など
体の不調が下宿したら消え失せたらしい
 
自宅(母親?)がストレスだったんだって
一人暮らしは思ってた以上に自由だったんだね
 
心の休まるあたたかな家庭と思ってたのは私の自己満足だったかな
父親が単身赴任で
息子とふたりっきりでの生活が3年間続いた
私にとっては濃厚な思い出深い年月
 
「きゃあ!虫がでた」と叫べばとんできてくれた
「足が疲れて痛い」といえば足の裏踏んでくれた
飲み会で午前様帰宅したら「無事に戻ったか」と迎えてくれた
お風呂から出たあとかゆい背中にクリーム塗ってくれた
仕事の愚痴聴いてもらった
そう、そう
いつの間にかあなたを頼りにしてた
あなたがいたから夜も怖くなかった、寂しくなかった、頑張れた
 
今も時々下宿にいるような感覚になるよ
ちょっぴり安心する

 

そうして

今は居場所が変わって
なんの苦痛もない魂の世界で自由にのびのびキラキラしてるあなたを感じるよ
だから安心できる
 
便りがないのは元気な証拠
だよね?
 
 
 
 

 

 

 

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