こんばんは。
こうへいです。
以前も書きましたが、日本は人口減が深刻に進んでます。
要は人手不足なのです!
にも関わらず、給料はなかなか上がりません。
みなさんはどうですか?
そしてなぜ、収入が上がらないのか疑問に思いませんか?
これには理由があったんです。。。
日本はここ数年GDP(国が1年間でどれだけ儲けたか)が伸びず、物価も安い方です。
それと同時に企業価値も低いまま放置されている状態です。
だから何?と思った方。
これは、優秀な人材の給料も他諸国などと比べると極めて安いということなんです。
現在日本の平均年収は420万ほどと言われています。
アメリカの某ビジネススクールを卒業した学生の卒業後の平均年収は185,000ドル(約1900万円)らしいです。
これは優秀な学生に限ったことではなく、平均の収入です・・・
日本でこの額に達するには、よほどいい企業に務めて、それも部長クラスくらいにならないと厳しいのではないでしょうか?
ITの専門職で見ても、アメリカの一般大学で専門分野を学んだ学生の1年目の平均収入は49,785ドル(約547万円)です。
新卒ですでに日本の労働人口の平均年収を超えてしまってます。
僕がエジンバラ大学の学生時代、あるバーに行った時に経営者のおじさんに以下のことを言われたことがあります。
「日本人はよく働いてくれる忠実な犬みたいだ。仕事大好きでたくさん働いてくれるし、作業は細かいし的確。
それでいて安く働いてくれるし、中国人のように自我が強く文句を言ってこない。」
日本は世界から見ても、都合のいい働きアリとしか見られなくなっているようです。
ではそもそも給料が上がらないのはなぜなのだろうか?
それは日本特有の雇用慣行が原因と言われています。
- 終身雇用
- 新卒一括採用
- 年功序列賃金
会社自体もゼネラリスト(分野を限定しない広範囲な知識・技術・経験を持つ人)の育成がメインで、スキルの格差も起きません。
結果、
労働者の流動性が低くなり、企業も人材を繋ぎとめるために高い給料を払う必要がないのだそうです。
お笑い芸人兼IT企業役員の厚切りジェイソンも言っていますが、日本の雇用形態はできない人を守る形なのです。
日本の雇用環境は出来ない人を守るためか。
出来ない人から見ると、天国。助かる。
出来る人から見ると、地獄。栄えない。
そうなると、本当に出来る人が次々と日本を出て、出来ない人しか残らない。
更に悪化するだろうな、変わらなければ。
これは、約3年間日本の企業でサラリーマンを経験して痛感しました。
自分が海外の弱肉強食の世界で育ったからかもしれません。
しかし、最近は学生でも留学する若者が増えています。
そんな、人材ほど会社の収入や雇用形態に満足しません。
・日本は世界と比べて給料は低い
・日本は都合のいい働きアリと世界からは見られてきている
・平均年収はアメリカの新卒より低い
・給料が上がらない主な理由は雇用慣行
→日本企業は長く働けば働くほど恩恵が大きく、転職の気が起こらない。よって、企業側は高い給料を出して繋ぎとめる必要がない。
・日本はできない人を守る雇用形態
日本の社会そのものを見直さないと、現状は一生変わらないでしょうね。
では、今日はここまで。 xx