【出産】幸せな帽子をかぶって生まれる赤ちゃん | 助産師uticoが伝えたい 未来のいのちのために いまできること

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助産師uticoです^^
2019年9月、結婚を機に福岡から東京に拠点を移しタイトルも更新しました♡
夫と生活する中で感じたことを助産師目線でお伝えできればと思っています。

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時々、「幸帽児」という状態で赤ちゃんが生まれることがあります
 
帽子をかぶって生まれてくる???
 
不思議ですよね~
 
帽子、というのは、いわゆる帽子ではありません
 
当たり前ですが…
 
子宮の中に帽子があったらビックリです 笑
 
何を帽子に例えているのかと言いますと…
 
子宮の中で膜に包まれた赤ちゃん
 
膜の中には、羊水があって、赤ちゃんがいます
 
生まれるまでに、破水と言って膜が破れて羊水が流れ出るのですが
 
破水が起こるまでは、
 
膜に包まれた羊水が、赤ちゃんの頭の上で水風船のように膨らんでくるのです
 
それが、まるで帽子のように見えるので
 
幸帽児と言われているようです
 
 
一昨日、幸帽児の状態で赤ちゃんが生まれました
 
強い膜に包まれていたようで
 
破水が起こることなく、帽子と一緒に赤ちゃんがグングン進んできます
 
膜に包まれたまま、赤ちゃんの頭が出てきて
 
肩を出すために赤ちゃんがグルンと回転したところで破水しました
 
破水で羊水が流れ出るのですが
 
まるでウォータースライダーのように
 
羊水の流れに乗ってツルンと生まれてきます
 
生まれるその時まで、羊水のクッションに守られているので
 
ストレスも少なく、元気な状態で生まれました
 
 
陣痛が始まるタイミングも
 
陣痛が強まるタイミングも
 
破水のタイミングも
 
赤ちゃんが決めます
 
破水をするほうが良いとか、しないほうが良いとかではなく
 
赤ちゃんが望むように、無理をせずに見守ってあげることが
 
赤ちゃんにとっては一番良い状態で生まれてくることにつながります
 
なかなか破水しない場合
 
人工的に破水をさせるかどうかは
 
そのときの医師や助産師の判断によります
 
お産の進み具合や
 
赤ちゃんの状態
 
産婦の状態など
 
いろいろな理由で、あえて破水をさせるという選択もあります
 
 
ですから、膜に包まれた状態で生まれるって
 
とっても珍しいことなんですよ
 
元気に生まれてきてくれて、よかった
 
おめでとうございます!!