株価は4日ぶり反落 914円安 | 長谷川 忠康 オフィシャル・ブログ

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  51497.2 -914.14 -1.74 4日ぶり反落  
    RSI 日足 62.6%  
           
           
  動いたフォロー銘柄(+1%以上)        
コード 社名 週足 日足 株価 前日比
8035 東京エレクトロン D 2 34790 610
5016 JX金属 D 1 2095 41

 

◇東証大引け 日経平均、4日ぶり反落 914円安 過熱感、ソフトバンクG大幅安

 4日の東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反落し、終値は前週末比914円14銭(1.74%)安の5万1497円20銭だった。節目の5万2000円を割り込み、この日の安値で終えた。前週末までの3日間で2200円近く水準を切り上げて最高値圏にあったこともあり、相場の過熱感を意識した売りが出やすかった。午後の外国為替市場で円相場が1ドル=153円台と円高・ドル安方向に進んだのも重荷だった。日経平均は後場に下げ足を速めた。
 日経平均は歴史的な上昇が続き、10月月間では7478円(16.64%)高と、月間の上げ幅としては過去最大となった。市場では「年金基金など機関投資家からは含み益のある株式を売却して利益を出すため、持ち高調整の売りが膨らみやすかった」(外資系証券トレーダー)との声が聞かれた。日本時間4日の取引で米株価指数先物が軟調だったのも相場を下押しした。
午前に相場の上昇を見込んで買い持ち高を積み増していた海外短期筋は午後に損失覚悟の売りを出していたとみられ、短期筋の売りを巻き込む形で日経平均は下げ幅を広げた。とくに足元の株高をけん引してきたハイテク株の一角の下げが目立ち、ソフトバンクグループ(SBG)やアドテスト、スクリンなどが売られた。
 日経平均は午前の取引では上昇に転じる場面もあった。2025年4~9月期の決算発表が本格化し、材料の出た個別銘柄を物色する動きが旺盛で、東エレクやファナック株の上昇が相場を支えた。人工知能(AI)向け半導体の需要増加が追い風になった東エレクは26年3月期の純利益予想を引き上げた。ファナックは26年3月期の純利益が一転して増益になると発表。市場予想も上回り、好感された。
 東証株価指数(TOPIX)は3営業日ぶりに反落した。終値は21.69ポイント(0.65%)安の3310.14だった。JPXプライム150指数は4営業日ぶりに反落し、16.71ポイント(1.14%)安の1453.04で終えた。
 東証プライムの売買代金は概算で8兆7044億円、売買高は30億5738万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は716。値上がりは852、横ばいは47だった。
 ファストリやリクルートが安い。商船三井や三菱商が下落した。ソシオネクスやフジクラが売られた。一方、レーザーテクや住友電が高い。アステラスや住友ファーマが上昇した。SMCやホンダが買われた。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕

 
◇新興株4日 グロース250が3日ぶり反落 利益確定売り優勢

 4日の新興企業向け株式市場で東証グロース市場250指数は3営業日ぶりに反落した。終値は前週末比2.49ポイント(0.35%)安の712.15だった。前営業日までに上昇した銘柄を中心に、利益確定目的の売りが優勢となった。日経平均株価が午後に下げ幅を拡大したことも見送りムードを強めた。

 岡三証券の大下莉奈シニアストラテジストは「新興市場では人工知能(AI)や半導体関連で目立つ銘柄が少なく、(プライム上場の)大型ハイテク株の好決算を受けた『連想買い』も入りにくい」と指摘した。

 4日に東証グロース市場に新規上場したNEは9時に公開価格(750円)と同じ750円で初値を付け、終値は初値比44円(5.86%)安の706円だった。 

 グロース市場ではフリーやAiロボ、タイミーが下落した。一方、ジーエヌアイやQPS研究所は上昇した。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕