株価は7連騰  | 長谷川 忠康 オフィシャル・ブログ

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  36830.69 378.39 1.04% 7連騰  
  RSI 日足   82.7%  
    週足   37.0%  
           
動いた フォロー銘柄 (+1% 以上)    
コード 社名 週足 日足 株価 前日比
5595 QPS C 2 1536 131
7453 良品計画 C 1 4769 106
6758 ソニー C 1 3732 69
9072 ニッコン D 1 3001 34.5
299A dely C 1 1298 20

 

 

◇東証大引け 日経平均、7日続伸 関税交渉の進展期待で 続伸記録は1年8カ月ぶり長さ

 2日の東京株式市場で日経平均株価は7日続伸し、終値は前日比378円39銭(1.04%)高の3万6830円69銭だった。7日続伸は2023年8月28日~9月6日の8日続伸以来、1年8カ月ぶりの長さ。前日の米株式市場で主要3指数がそろって上昇した流れを引き継いだ。日銀の早期利上げ観測が後退し、2日の東京外国為替市場で円相場が1ドル=145円台後半まで円安・ドル高に振れた。自動車など主力の輸出関連株に採算改善を見込んだ買いが入った。日米や米中の関税交渉の進展期待も投資家心理を強気に傾け、日経平均の上げ幅は一時500円を超えた。

 日米両政府は米東部時間1日午後(日本時間2日早朝)に関税交渉の第2回会合を開いた。会談に出席した赤沢亮正経済財政・再生相が記者団の取材に応じ「お互いの関心事項について突っ込んだ議論ができた」と話した一方、「為替や安全保障は議論にならなかった」とも言及した。

 日本政府内で6月の主要7カ国首脳会議(G7サミット)に合わせて日米関税交渉の大枠での合意をめざすシナリオも浮上しており、市場の関心が高かった第2回会合を波乱なく通過したとの受け止めは買い安心感につながった。中国商務省は2日、米国が関税交渉を求めて中国側に複数回接触してきたと明かし「評価を進めている」と報道官談話で表明した。米中貿易摩擦が緩和方向に向かうとの期待も株買いを後押しした。

 テクニカル分析上では3月後半以降の急落相場でチャート上に空けた5つの「窓」のうち3つ目の窓まで埋めた。きょうの上昇で、3月31日の高値(3万6440円)と同28日の安値(3万6864円)との間にできた窓埋めを達成した格好だ。戻り相場では窓埋めが早ければ早いほど、売り方の買い戻しが活発化するため、想定以上の上昇になりやすい点も株高に弾みをつけた。

 もっとも前日までの6日続伸で日経平均は2200円あまり上昇しており、買い一巡後は売りに押された。日本は明日からゴールデンウイークの大型連休に入るとあって、持ち高調整目的の売りも出やすく、心理的節目の3万7000円付近では上値の重さが目立った。

 東証株価指数(TOPIX)は8日続伸した。8日続伸は23年12月29日~24年1月15日以来の長さ。終値は8.34ポイント(0.31%)高の2687.78だった。JPXプライム150指数も8日続伸し、9.02ポイント(0.76%)高の1194.67で終えた。

 東証プライムの売買代金は概算で4兆7505億円、売買高は19億7112万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は817。値下がりは766、横ばいは52だった。

 ファストリやダイキン、信越化が高い。アドテストやソフトバンクグループ(SBG)、ソニーGが上昇した。トヨタやホンダ、デンソーが買われた。一方、TDKや東エレク、エプソンが安い。伊藤忠や三菱商が下落した。日銀の早期利上げ観測の後退を受け、三菱UFJや三井住友FG、コンコルディなど銀行株の売りが目立った。

〔日経QUICKニュース(NQN)〕