35909.7 | -2216.63 | -5.81% | 続落 | ||
RSI | 日足 | 18.3% | |||
週足 | 39.4% | ||||
5週ぶり陰転 | |||||
動いた | フォロー銘柄 | (+1% | 以上) | なし |
NQN◇日経平均大引け 続落 2216円安の3万5909円 ブラックマンデー以来の下げ幅
2日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、前日比2216円63銭(5.81%)安の3万5909円70銭で終えた。下げ幅はブラックマンデー翌日の1987年10月20日(3836円安)以来およそ36年10カ月ぶりの大きさ。今年最大、史上2番目の下げ幅となった。前日の米株式相場の大幅下落や足元の外国為替市場での円高進行に伴い、投資家心理が悪化して幅広い銘柄に売りが出た。海外短期筋とみられる株価指数先物への売りも膨らんだ。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
フィスコ
日経平均は歴史的な急落、ブラックマンデー以来、史上2番目の下落幅
1日の米国株式市場は大幅反落。ダウ平均は494.82ドル安(-1.21%)の40347.97ド
ル、ナスダックは405.26ポイント安(-2.30%)の17194.14、S&P500は75.62ポイン
ト安(-1.37%)の5446.68で取引を終了した。利下げ期待を受けた買いが続き、寄
り付き後、上昇。その後、失業保険申請件数が1年ぶりの高水準に達したほか、ISM
製造業景況指数が予想外に低下するなど、急速な景気悪化を警戒した売りが加速
し、相場は下落に転じた。主要ハイテク企業決算を控えた警戒感も重しとなり相場
は終日軟調に推移し、終盤にかけて下げ幅を拡大し終了。
米国株の下落や為替の円高推移などを受けて、東京市場は売り優勢で取引を開始し
た。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が前日比7%超の大幅安となったこ
とから、半導体株がきつい下げとなり日経平均は37000円台を一気に割り込む展開
に。売りが売りを呼ぶ地合いとなり、大引けにかけて一段安となった日経平均は360
00円台も割り込む。下落幅は1987年10月20日のブラックマンデー翌日以来、史上2番
目となったほか、TOPIXは史上16番目の下落率となった。
大引けの日経平均は前日比2216.63円安(-5.81%)の35909.70円となった。東証プ
ライム市場の売買高は29億7030万株。売買代金は6兆6429億円。全業種が下落したな
か、証券・商品先物取引業、銀行業、保険業、電気機器、卸売業の下げが目立っ
た。東証プライム市場の値上がり銘柄は0.8%、対して値下がり銘柄は98.7%となっ
ている。
日経平均採用銘柄では、株式市場の地合い悪化が嫌気されて、大和証券グループ本
社<8601>、野村ホールディングス<8604>など証券株がきつい下げとなったほか、ス
クリーンHD<7735>、東京エレクトロン<8035>、ソシオネクスト<6526>、SUMCO<3436
>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>など半導体株も急落。このほか、
三越伊勢丹<3099>、三井物産<8031>、荏原製作所<6361>、三井化学<4183>、日本製
鋼所<5631>、三菱重工<7011>、三菱UFJ<8306>、日立<6501>など幅広い銘柄が売られ
た。
一方、豪州市場などが好調だったことで第1四半期決算が想定以上の大幅増益となっ
た日本ハム<2282>が逆行高となったほか、コナミグループ<9766>、日本製鉄<5401>
も好業績が材料視されて買われた。このほか、アステラス製薬<4503>、ZOZO<3092
>、武田薬品<4502>が上昇。なお、日経平均採用銘柄で上昇したのはこれら6銘柄の
みとなった。
《FA》