株価は続落  日足RSIは4日ぶり50%割れ | 長谷川 忠康 オフィシャル・ブログ

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  38490.17 -347.29 -0.89% 続落  
  RSI 日足   44.9%  
        4日ぶり陰転  
           
動いた フォロー銘柄 (+1% 以上)    
コード 社名 週足 日足 株価 前日比
5889 JEH C 1 2306 57
4896 ケイファーマ C 2 739 29

 

NQN◇東証大引け 日経平均は続落 景気敏感株に売り、レーザーテク急落
 5日の東京株式市場で日経平均株価は続落し、終値は前日比347円29銭(0.89%)安の3万8490円17銭だった。半導体関連に加え自動車や鉄鋼など景気敏感株にも売りが広がり相場を押し下げた。日経平均の下げ幅は500円に迫る場面もあった。
  前日の米株式市場で主要な米半導体関連銘柄で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が下落したのを受け、東京市場でも半導体関連に売りが膨らんだ。海外の空売り投資家から業績面などでの疑問が指摘されたレーザーテクは7.5%安と7日続落した。東エレクとアドテストも下げた。
 4日発表の米雇用関連指標で求人件数が減少したのを受け米長期金利が低下し、5日の国内債券市場でも長期金利が低下して1%を下回る場面もあった。これまでの金利上昇局面で買われてきた保険や銀行といった金融株には利益確定売りが膨らんだ。世界景気の先行き不透明感から自動車や鉄鋼など景気敏感株も下げた。
 日本時間今夜の米国市場では5月のオートマチック・データ・プロセッシング(ADP)全米雇用リポートとサプライマネジメント協会(ISM)サービス業景況感指数の発表を控える。来週11~12日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて米連邦準備理事会(FRB)高官が公の場で金融政策に関する情報発信を控える「ブラックアウト期間」にも入っている。米国では市場予想を下回る経済統計の発表が増えており、日本株についても積極的に押し目買いを入れる展開にはなりにくかった。ニチレイやイオンなど景気動向に左右されにくいとされるディフェンシブ株の一角には買いが向かった。
 東証株価指数(TOPIX)は続落した。終値は39.26ポイント(1.41%)安の2748.22だった。JPXプライム150指数は4営業日ぶりに反落し、15.12ポイント(1.23%)安の1209.26で終えた。
 東証プライムの売買代金は概算で4兆6224億円、売買高は17億1743万株だった。東証プライムの値下がり銘柄数は1246と全体の約76%を占めた。値上がりは363、横ばいは39だった。
 リクルート、KDDI、ファナック、トヨタ、デンソーが下落した。一方、ファストリ、テルモ、第一三共、ソニーGは上昇した。ソフトバンクグループ(SBG)は午後に上げ幅を広げた。「米投資ファンドのエリオット・マネジメントがSBGに対し、150億ドル相当の自社株買いを開始するよう圧力をかけている」と伝わり、材料視された。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕