学生時代から就職・結婚まで
親の庇護のもと、親の期待に背かないように、学生生活を送り、それなりの就職を実現し、少しでも親に給料の一部を渡せるようになる。
いわば、親と家族のために生きる時期です。
結婚して新しい家族を形成する、親の庇護から離れる
就職して経済的な自立が最も要求される。夫は会社生活が最優先になり、妻に家庭の管理はすべて任せざるを得ない。家族が増えるに従い、住生活の充実が必要になり、子供の学費負担が急増していく。
ますます、収入拡大が必要になり、会社生活は過酷な時期になってくる。
そして、子供が学生生活を終了して、巣立って行く時期を迎える。子供が就職してやがて結婚して新たな家庭を築く。
結果的には会社のために生きる、良きにつけ悪しきにつけ、会社人間に徹さざるを得ない時期です。
そして夫婦だけの生活に到達する
会社生活をリタイアして、限られた収入と資産をベースにして、夫婦二人の生活が始まります。
ひとにより、再就職をして、収入を図ったり、資産運用により資産を増やそうとしたりする人もいます。
しかし、会社人間として生きて来たために、家庭を後回しにしてきたつけが回ってきます。
そして、会社生活で疲弊した体、健康の回復が必要になります。
会社生活を終えて、人生を消耗して、命を落とす例も見受けられます。
これまでの人生を振り返り、総括してみれば、最も必要なことは、家庭を守ってきた、妻への恩返し、妻のいままでの働きに報いることです。
最後に70代80代は妻の幸せのために生きる時期と結論づけられます。
それまでに積み上げてきた人生経験をフルに生かして、妻の喜びを最大限に引き出していくことです。なかなか慣れていないことですが、やりがい、生きがいとすれば、人生100年への道も開けてきましょう。