1987年ブラックマンデー。ニューヨーク株式市場で史上最大の株価暴落。
拙者はまもなく80歳をむかえようとしています。傘寿といわれます。
次の米寿までは8年ありますね。
あの世からのお迎えが来る前に、タイムマシンで様々な経験をした過去を振り返ってみようと思い立ちました。
今日は1987年、36年前のブラックマンデーの日。米国NY株式市場の月曜日の大暴落の日です。
日本時間では火曜日の明け方にNY市場が引けて、会社のNY駐在の部下から国際電話で起こされました。
前週の金曜日に予感がありました。
渋谷のTデパートの一室で、大口顧客との懇談会に出席していました。担当支店の依頼でした。
支店長は、長野の善光寺通の商店の出で、私の妻の同郷という縁で頼まれました。
懇談会には隣に、有名作家の猪瀬氏、のちの東京都知事や国会議員になられた有名人です。
著作の「ミカドの肖像」をサイン入りでいただきました。
拙者の担当は「今後の投資環境と株式の展望」でした。
約1時間の講演の締めとして、海外の金融環境は混乱していて、近いうちに下落局面が起こるかもしれないと結論付けました。
そして、週が変わって、火曜日の朝を迎えたわけです。
NY株価は一日で22.6%の大暴落でした。
これを受けて、日本の株価も一日で14.9%の暴落になりました。
米国がくしゃみをすれば、日本は風邪をひくといわれた時代です。
その後については世界的な混乱の中で人々が右往左往したわけですね。
とりあえずはここまでですね。