さて。
先日拾って来た巨大なアオダイショウの脱皮殻のその後について。
(詳細は前回記事へ)
このまま、ただ水洗いして干しただけというわけにもいかないだろう。
どうにも見た目が今ひとつだし、それにまだ生臭い。
という事で。
せめて「脱皮殻標本」と呼べる程度のシロモノにはしよう!と思い立ち、キレイにしてみる事にした。
しかし、さすがはかの臭蛇と同属の蛇。
皮もクサイ(笑)。
と言っても、あれは臭腺からの分泌液の問題なので、ご本人も皮もクサイというわけでは無いのだが、でも何故だか生臭い。
いずれにしても形を整えるのに再び水分を含ませなければならないので、ついでに洗剤で洗う事にした。
バケツに入れたぬるま湯に、ニンゲン用の洗剤であるビオレuうるおいしっとり肌を投入。
これで臭いも取れ、蛇特有のしっとり肌もキープ出来るはずだ。
まあ、もちろん実際はそんな事あるわけ無いし、そもそもこれで良いのかどうか私のあずかり知るところでは無いのだが(笑)。
ニンゲンの皮膚に良いならヘビの皮膚にも悪くはないだろう。だが一番の理由はぬるま湯を汲みに行った風呂場にそれがあったからだ(笑)。
そんなこんなで、これ以上破れたり痛んだりしないようやさしく洗い上げ新聞紙の上に並べ、ペーパータオルで余分な水分を取り、バンブーピンセットや割り箸で形を整えた。
そして腹面を上にし、中央からバッサリと切り開いてゆく。
するとようやく、これまで隠れていた美しいアオダイショウの鱗表面が見えてきた。
(蛇の脱皮殻は、乱暴に脱ぎ捨てた靴下のごとく表裏がひっくり返っているのだ)
図鑑などには、年齢を重ねて大きくなったアオダイショウはその色に深みを増すと書いてあった。
なるほど。
脱皮殻に残ったこの色からして、ご本人もさぞ深みのある渋い色をしているのだろう。
確かに、あの時チラッと見かけた頭部の色は他のそれよりも濃かったように思う。
きっと迫力のある、美しい蛇なのだろう。
ますます会いたい。
そんな事に思いを馳せながら、形を整えつつ切開してゆく。
乾燥させた後、改めてその長さを測ってみたところ、合計203㎝もあった(!)。
現時点で見つかっていない、頭部、頸部、尾の先端部は一体どのくらいの長さなのだろうか。
いずれにしても、それらの足りない部位を考慮すると、全長215㎝前後の蛇であると推測出来る。
アオダイショウとしては、とんでもない大きさだ。
(画像上にある、白い脱皮殻は先日友人がくれた、約130㎝あるペットのコーンスネークのものだ。)
私のこれまでのアオダイショウに対する認識は、たいてい120~150㎝、大きくてもせいぜい170~180㎝くらい、というものだ。
(ちなみにアオダイショウは本州最大種の蛇である)
図鑑などの「最大で200㎝」なんていう記述を見ても、そんなものホントにいるのか?程度に思っていた。
そもそも150cmを超えていそうな、大きなアオダイショウを見たのは過去に二度ほどしか無い。
しかし。いる。いるのだ。
それも図鑑に書いてあるより大きなヤツが。
こうなると、もう皮ではない「ご本人」の存在が気になって気になって仕方が無い。
子どもの頃。
矢口高雄さんの漫画に影響され、○○の主(ぬし)などと呼ばれる「幻の大物」にいつも憧れていた。
近所の古い神社の池や、鎮守の杜にも何か得体の知れぬ「ぬし」がいるんじゃないか。
そんな思いでいつもフィールドを見ていた子ども時代を思い出す。
屋久島の縄文杉に対する憧れも、私の場合はそれに近いものがあったのだと思う。
そんな懐かしいワクワク感を一気に呼び覚ましてくれた巨大アオダイショウ。
しかもアイツは子どもの空想などではない。
一部とはいえ、実際に二人の大人が目撃している。
今ここに物的証拠もある。
生息地も把握している。
手をこまねいている場合ではないのだ。
また時間を作って、あの場所を見に行こうと思う。
「ご本人」と会う為に。
最低でも目撃。
出来れば撮影。
あわよくば捕獲だ。
いや、必ず捕まえよう!。
そこにあるのは何の為のスネークフックだ?(笑)。
そして忘れずに脱皮殻の足りない部分も探そう。
…とまあ、こんなに意気込んで仮に捕まえたとしても、別に飼うわけでも何でもなくて、せいぜい眺めて写真撮るだけなのだが(笑)。
とにかく!なんだか急に忙しくなってきたぞーーー!(゚∀゚)。
ではではまた。