珍しく動物以外のお話を。
震災から3年が過ぎた。
やはり、この時期になるとあの日のことを考えると思う。
被災地、被災者の事、有事の際のわが身の事、家族の事。
そしてなによりあの日の衝撃。
関連死を含め2万人以上の犠牲者が出た大震災。
だが、その影で犠牲者と同等数の人命を救った自衛隊の活躍をどのくらい覚えているだろうか。
ここのところあまり報道されていないようなので、改めて触れたいと思う。
当時の陸上自衛隊、火箱幕僚長は震災発生からわずか30分で全国の陸自へ初動命令を下し、各方面から東北へ向けて一斉に部隊を出動させた。
大津波が来る前であり、その規模も分からない状況の中、既に施設部隊(橋や道などを作る能力がある)まで送り込んでいたという。
信じられないような判断力と行動力だが、これは本来のプロセスを無視した越権行為だったという。
災害時における人命救助のタイムリミットは72時間と言われている。
自衛隊はルールよりも人命を優先させたのだ。
その結果、彼らは72時間で実に1万5千人もの人命を救ったという。
(最終的には1万9千人を救助)
初動命令がいかに重要であるかが分かるだろう。
自衛隊は世界で唯一、奪った人命よりも、はるかに救った人命の方が多い特異な軍隊だ。(もちろん誰の命も奪ってはいない)
だが、誤解を恐れずに言う。
自衛隊は日本が誇る、日本の国軍だ。
決して災害救助のスペシャリストなどではない。
彼らの究極の使命は国民の命を守ることにある。
その為には、戦闘行為、具体的に言えば他国による侵略戦争やテロにも備えなければならない。
国民の命を守る為に戦える集団でなれけはならない。
それが自衛隊の本質なのだ。
戦争は決してしてはならない行為だ。
だが、もしも、仮に、万が一、国家存亡の危機が訪れた時、最後に私たちが頼れるのは自衛隊しかいないのだ、ということを忘れてはならない。
私は身内に自衛官がいるので余計に思い入れが強い、というのは確かにある。
でも私たち国民に降りかかるのは災害だけではない。戦闘行為やテロ行為を仕掛けられる可能性は0ではない。
そうした中で、災害時も戦闘時も文字通り命懸けで私たちを守ってくれるのは自衛隊なのだ。
震災時、国も自治体も機能しないあの過酷な現場で、着々と確実に人命を救い続けた、あの日の自衛隊の姿から、彼らが私たちの【最後の砦】である事を感じ取らなければならないと思う。
自衛隊の基地周辺では今だに「戦争反対」などと書かれたプラカードを掲げる人たちがいる。
私はあのような人たちを見ると本当に悲しくなる。
誰だって戦争には反対だ。
その想いは自衛隊も同じだ。
戦争反対を訴える相手を完全に間違えている。
それでも有事の際、そんなあなた方の命を救うのは自衛隊なのだ、と私は言いたい。
震災から3年。
彼等のあの日の活躍を一人でも多くの人に思い出してもらいたいと思う。
これは必読です。ぜひ(^^)。
【当時の陸自ドキュメンタリーのリンク】