どうも、かっちゃん。です…。
いよいよクリスマスとやらですね。
皆さんはどんなクリスマスを過ごされるんでしょうか
因みに俺はクリスマスは関係ない人なので・・・
至っていつも通りで何ら変わりません
まあチキンぐらいは食うかもしれんけど・・・
んでもって、そんなクリスマスの時こそ敢えて・・・
遂にコレをチョイスする時がキタかな…
という感じですかね。
というところで・・・
今回はランキング企画ブログは一旦お休みして・・・
あのアルバムが…
2年ぶりに再びブログに降臨
それがコレ
MAYHEM
live album
【LIVE IN LEIPZIG】 ※1993 ON SALE
1983年に結成され、一度解散したものの、メンバーを変えて現在も活動している(今年1月に来日公演も行っている)ノルウェー出身で北欧ブラックメタルのパイオニア、メイヘム。そのメイヘムが1993年に発表した衝撃のライヴアルバム
【ライヴアルバムメンバー】
ユーロニモス(G)
デッド(Vo)
ヘルハマー(Ds)
ネクロブッチャー(B)
メイヘムは1983年に結成されて1度解散しているが、1988年にへルハマー(Ds)とデッド(Vo)が加わった。
メイヘムではライヴでの過激なパフォーマンスに加えコープスペイントと呼ばれるブラックメタル特有の死化粧のパイオニアとしてその名を馳せていたが、1991年にデッドはショットガンで頭を打って自殺した。享年若干22歳。
なのでデッドはスタジオアルバムに参加することはなかった。また1995年にはデッドの遺体を最初に発見したユーロニモスが撮影したとされる、デッドの自殺体写真がジャケットであることで有名なハーフオフィシャルブートレッグライヴアルバムも発表されている。
また、デッドの自殺と同時期にネクロブッチャーが脱退した。ネクロブッチャーはデッドと親しく、デッドの自殺が脱退の要因ではないかといわれている。これにより、ベースとボーカルが空席となってしまう。1stスタジオアルバムのレコーディングに入っても正式メンバーは定まらず、結局セッション・メンバーとしてボーカルにハンガリー人のアッティラ・シハー(現在のVo)、ベースにバーズムのヴァルグ・ヴィーケネス(カウント・グリシュナック)を加えて録音を行う。
1993年、1stアルバムのレコーディングに携わったヴァルグ・ヴィーケネスによるユーロニモス殺害いう事件が起こる。
(両者間の個人的な金銭トラブルと、飽くまでブラックメタルはアンダーグラウンドであるべきと徹底するユーロニモス。それに反して大手音楽レーベルとの契約締結を果たしたヴァルグ。双方の齟齬から次第に発生していった不仲が主な原因とされる)。
この事件によりヴァルグは禁固21年の実刑になる。
これによりバンドは解散状態となるが初の1stフルアルバムとなる【De Mysteriis Dom Sathanas】は1994年、亡きユーロニモス自身が立ち上げたカルトレーベルから無事発売された。この【De Mysteriis Dom Sathanas】はブラックメタル史に名を刻む大傑作として知られて多くのブラックメタルバンドに多大な影響を与えている。
…というのが大まかなメイヘム1990年代の歴史だ。
生前のデッド。写真右側が本来の顔。
そして写真左側がコープスペイントをして変身した顔。
同僚だったミュージシャン達はしばしば、デッドの事を風変りで内向的な奴だったと語っている。現在もメイヘムのドラマーであるヘルハマーは当時デッドの事を 「とても奇妙な性格で抑鬱的、憂鬱、そして暗い」 と述べている。また当時のリーダー、ユーロニモスはデッドの事を 「俺は正直デッドは精神的に狂っていると思う。飢えによる苦痛を得るために絶食をする奴の事を…葬儀の予告が書かれているTシャツを着るような奴の事を他にどう表現出来る? 」 と述べている。
1993年発表の本作ライヴアルバム【LIVE IN LEIPZIG】のジャケットにはデッドの次の言葉が印刷されている。
(俺は人間じゃない。これはただの夢、だからじきに目が覚める。とても寒くて、血液はいつも凝固しているんだ)
・・・とね。
デッドは恐らくコタール症候群に罹っていたのではないかと言われている。この症候群に罹っていたという事は少年期のトラウマの結果、自分が死んだと信じていた事を意味している。
ライヴでは自分の望んだイメージや雰囲気を作るために手段を選ばなかった。キャリアの初めから、彼はコープスペイントを行うことで知られていた。この事に関してネクロブッチャーは (キッスやアリス・クーパーがやっていた化粧とは関係ない。デッドは実際に死者に見えるようにしたかったんだ。カッコよく見せたいと思ってやったわけじゃなかった。) と述べている。更にヘルハマーはデッドを (コープスペイントを使った初めてのブラックメタルミュージシャンだった。)
・・・と語っている。
死者に完璧に扮するためにデッドはステージ衣装を土に埋め、夜のコンサートで着るために掘り返そうとしていた。
この事に関してヘルハマーは次のように述べている。 (ショーの前、デッドはステージ衣装が腐敗し始め "墓" の香りが移るように土に埋めていた。彼はステージにあがると "死体" になった。そればかりか、彼は一度、俺達に自身を土に埋めるように頼んだことがある。肌を青白くしたがっていたのさ。)
やがて、デッドの社会での情勢と彼の死への魅了は彼の精神状態を大幅に悪化させていった。彼は、ステージ上でしばしば、ナイフや割れた瓶で自傷行為を行おうとするまでになった。しかし、友人といても自傷行為を行おうとするので彼らは彼を抑止し、彼を鎮めようとしなければならなかった。それは、彼の友人の多くを心配させたがリーダーのユーロニモスだけはデッドの自殺傾向に魅了されていった。
そしてその結果ユーロニモスは、しばしばデッドに自殺を勧めていたという噂もある。
更には1991年に、バーズムのヴァルグ・ヴィーケネスがショットガンの弾丸数発をデッドに送ったという。1991年4月8日、デッドが家に一人で残っていた間に、彼はナイフで手首と首を切り裂きそれから頭をショットガンで撃ち抜き、自殺を遂げた。未だ弱冠22歳なのに。
遺体はユーロニモスによって発見された。彼はデッドの遺体を見つけるとすぐにカメラを持ち遺体の写真を撮った。それらは、後述するように後に商品に用いられることとなる。伝えられるところでは彼はデッドの割れた頭蓋骨の欠片を採取したらしく、そして彼はその頭蓋骨の欠片をネックレスにしていたという。
彼がこのような行動をとった動機は不明であるが、ヘルハマーが遺体写真を現像した後、ユーロニモスは彼のレコードショップで写真を封筒に入れて保管していた。そしてユーロニモスはその写真の1枚をレコード会社のオーナーに送った。それはメイヘムの〝あの〟ブートレグライヴアルバムジャケットに用いられる事になる。
※下記にその〝あの〟ブートレグライヴアルバムジャケット画像のリンクを貼ったが、かなり過激なジャケット写真の為、ご自身の覚悟と責任において下記リンク文字をクリック。
この自殺は、ユーロニモスと彼の友人間の亀裂の原因となった。彼らは、デッドに対してのユーロニモスの態度に頭にきていた。因みにユーロニモスはデッドに自殺するチャンスを与える為に故意にデッド一人を家に残すようにしたと推測されている。デッドの自殺はブラックメタルシーンの "思想の変化" を引き起こすと言われ、後にメイヘムのメンバーによって行われる悪名高い行為の序章となる。それがユーロニモスをリーダーとする超過激集団・・・数々の教会放火、そして殺人行為の数々を繰り返した集団・・・その集団名【インナーサークル】その誕生となる。
・・・といったところがメイヘム及びデッドに纏わる事柄だ。
コープスペイントをしたデッド(写真左側)と…
そしてリーダー格だったユーロニモス(写真右側)。
さて、そんな〝マジな奴ら〟メイヘムの正規ライヴアルバム。
最恐!最凶!
そんな言葉が相応しいライヴアルバムだ!
本作はデッドの生声ヴォーカルが聴ける正規アルバムとしては唯一のアルバムなんだが、究極のカリスマ、デッドの喉から腕が出てきそうなぐらいの・・・怒号のような凄まじい生声ヴォーカルを聴くことが出来る。
そして・・・
かなりノイジーな音質である‼
コレは敢えて意図的にワザとノイジーな音質でミックスしてあるらしく、それが逆に凄味を加えている要因にもなっている。
なんだかんだ言ってもコレ程までの 〝本物のブラックメタルのライヴアルバム〟 を俺は他に知らない
まさに・・・
ブラックメタルライヴの金字塔
…と断言出来る
MAYHEM
♪FREEZING MOON
(Live in Leipzig Audio & Jessheim Vision)
※注・・・この♪FREEZING MOONのライヴ映像は年齢制限がある映像で、しかもこのコンテンツには、自殺や自傷行為のトピックが含まれている可能性があるので、どうか必ずご自身の責任において上記をクリックしてYoutubeに飛んで下さい。
MAYHEM
♪PURE FUCKING ARMAGEDDON
(Live in Leipzig Audio & Slide Vision)
「♪FREEZING MOON」はメイヘム屈指の代表曲でブラックメタル界全体においても屈指の名曲だろう。
「♪PURE FUCKING ARMAGEDDON」はもう・・・人によっては何が何だか判らんと思うであろう超ノイジーな演奏とデッドの魂の叫び的ガナリヴォーカルのめっちゃ激しい1曲。
もうこの2曲だけでも聴いちゃったら・・・
サンタクロースではなく・・・
まさしく〝サタンクロース〟が降臨か
てな訳で以上!今回は長くなったけどココまで。
Merry Black Christmas