美術作家 肥沼義幸の制作日記 -999ページ目

オレンジと緑

先週、大学の時の同級生のまりちゃんがイギリスから

会いに来てくれました。

アトリエが同じだったのでよく話しをしていました。


ある時・・・まりちゃんから

「 コイ君の絵は描き始めはすごく綺麗なのに、

どうして最後までこの感じで描かないの?」と言われて


僕は

「う~ん、綺麗なだけじゃ、駄目なんだよね。。。」

と答えました。


僕はこの話をした5年くらい前から、ず~とこの問題を

自問自答していました。

アムスに来て、違う国から来たアーティスト達は作品を

見たりするとBeautifulという言葉を頻繁に使います。

本当に純粋に言葉にでるのです。


まりちゃんが約2年半前から書いているブログ

「 オレンジと緑 」 はとても美しい文章と写真の組み合わ

で日々の事などが書かれています。

しかし、ただ美しいというだけではなくて、そこには彼女に

しか表現できない言葉選びのセンスと読者をやさしく

包み込むような、ある魔法がかけられているのです。

その魔法に見事にかかってしまった僕は毎日、

ブログのチェックを欠かしません。

いや、欠かせなくなってしまったのです。


そんなまりちゃんのブログに僕は3回も記事を書いて

もらっているので、とても嬉しいです。

ちなみに今回のアムス滞在の記事 ではライクス・アカデミー

僕のスタジオなども紹介してもらっています。


イギリスから帰国前の忙しい時期に来てくれて、

本当にありがとね!!

来年1月の個展では、「 美しい先の何か? 」が表現できる

ように頑張ります。