家には2匹のコガネグモがいつも巣を張っている所があります。
大体毎朝見ています。2匹ともメスで一匹は少し小さいですね。
ウィキペディアで調べてみました。
コガネグモ(黄金蜘蛛、学名:Argiopeamoena)は、クモ目コガネグモ科に属するクモである。最も広く知られているクモのひとつである。
オスのサイズはメスの1/5程度とはるかに小型であり、体色は茶色一色である。
この時、前2対と後ろ2対の足をそれぞれそろえて真っすぐに伸ばし、その配置はX字状になる。
コガネグモは、この足の配置に合わせるように、網の上に糸の帯でできた白いジグザグの模様をつける。
これを、クモの姿を隠すものという意味で「隠れ帯」と呼んだが、実際にその効果があるかどうかは分からない。
単純に「白帯」(はくたい)と呼ぶ場合もある。なお、白帯の形は、特に幼虫の場合には円形であったり、縦一直線であったりと、様々である。
非常に攻撃的であり、餌の昆虫が網にかかると、ほとんど警戒することもなく、瞬時にその振動に反応して接近し噛みつく。さらに、獲物の体を独楽のように回しながら糸の帯を巻き付け、糸で包んでから網の中央に運び、そこで食べる。人為的に餌となりうるもの以外を網にかけたり挑発すると、網を網の平面に対して垂直に振動させて威嚇する。

コガネグモは毛むくじゃらなんですね。

もう一匹のコガネグモこちらのが少し小さいです。

NO2をアップにした写真です。
小さなクモなのに棘があったり毛がいっぱい生えていたり、小さな生き物でも精密に出来ているんですね。

これは6日の朝見たら小さい方がおなかを見せて巣を張っていたので撮りました。
以下はコガネグモだけでなくクモ類のことについて説明しています。
体の構造
頭胸部
頭胸部は背甲では完全に一体化しているが、歩脚の基部のあたりでそれより前が頭部、それより後ろが胸部であり、この間には高さや形に差があることが多い。
特にその間に裂け目のような溝がある場合、頸溝という。
頭部には目が並んでいる。8つの目が2列に並んでいるが、その配列や位置は分類上重要な特徴になっている。
網を張らずに生活するクモでは、そのうちのいくつかが大きくなっているものがある。紫外線を見ることができる。

NO4をアップにしました。
ここでは口のところに触肢と鋏角が腹部には赤い大きな出糸突起が見られます。
附属肢
鋏角は鎌状で、先端が鋭く、獲物にこれを突き刺して、毒を注入する。
触肢の基部は鋏角の下面で下唇を形成する。触肢は歩脚状で、普通のクモでは歩脚よりずっと小さく、鋏角の補助のように見えるが、原始的なクモでは見掛けでは歩脚と区別できない。
歩脚の先端には爪がある。造網性のクモでは大きい爪2本と小さい爪1本があるが、徘徊性のクモでは、小さい爪のかわりに吸盤状の毛束がある。歩脚は第一脚が長いものが多いが、それぞれの長さの特徴はそれぞれの群である程度決まっている。
なお、脚の向きにも特徴がある。
よく見かけられるコガネグモ科などでは前二脚が前に向き、後ろ二脚が後ろ向きになっている。
この型を前行性という。
それに対してカニグモ科やアシダカグモなどでは前三本が前を向くか、四本とも先端が前向きになっており、この型を横行性という(といっても横向きに動くわけではない)。
出糸突起
出糸突起は、別名を糸疣ともいう。普通のクモ類では腹部後端にあるが、キムラグモ類では腹部の中央にあり、大きい。関節があり、これが付属肢に由来することを示すものである。
出糸突起の先端近くには、多数の小さな突起があり、それぞれの先端から糸が出る。この突起を出糸管という。
これにはクモによって色々な種類があり、それぞれからでる糸にも差があり、クモは用途に応じて使い分けている。
一部に、通常の糸疣の前に、篩板(しばん)という、楕円形の、糸を出す構造を持つものがある。これを持つクモは、第4脚の末端近くに、毛櫛(もうしつ)という、きっちりと櫛状に並んだ毛を持つ。糸を出すときはこの脚を細かく前後に動かし、篩板から顕微鏡でも見えないほどの細かい糸を引き出し、これがもやもやした綿状に太い糸に絡んだものを作る。
食性
大部分が肉食性で、どの種も自分とほぼ同じ大きさの動物まで捕食する。
捕食行動としては、細い糸で巣や網をつくって捕らえる・徘徊して捕らえるの2つに大別できる。網を張るものを造網性、張らないものを徘徊性という。
クモの網はさまざまな形があり、簡単なものは数本の糸を引いただけのものから、極めて複雑なものまでさまざまである。約半数のクモが、網を張らずに待ち伏せたり、飛びかかったりして餌を捕らえる。
いずれの場合にも、餌に食いつくには直接に噛み付く場合と糸を絡めてから噛み付く場合がある。
「生き血を吸う」という風にもいわれるが、実際には消化液を獲物の体内に注入して、液体にして飲み込む(体外消化)ので、食べ終わると獲物は干からびるのではなく、空っぽになっている。小さいものはかみつぶして粉々にしてしまうこともある。

これ今朝見たら巣に小さな蛾が掛かっていました。ちょうどカメラを持っていたので
撮りました。
あまり蛾は動いてなかったです。
糸でぐるぐる巻きにして小さくなった蛾を真ん中の定位置に持って行き食べるというか消化液を注入したんでしょうね、最初は白っぽかったのが色が変わってます。
糸の利用
クモと言えば糸を想像するくらい、クモと糸とのつながりは深い。全てのクモは糸を出すことができ、生活の上でそれを役立てている。
造網性でも徘徊性でも、全てのクモは歩くときに必ず「しおり糸」という糸を引いて歩く。
敵から逃れるために網から飛び落ちるクモは、必ず糸を引いており、再び糸をたぐって元に戻ることができる。
ハエトリグモが獲物に飛びついたとき、間違って落下しても、落ちてしまわず、糸でぶら下がることができる。
粘液をつけた糸を全く使わない網もある。
造網性のクモは、網に餌がかかるのを振動で感じ取る。網の隅にクモが位置している場合でも、網の枠糸か、網の中心から引いた1本の糸を脚に触れており、網からの振動を受け取ることができる。餌がかかると、糸を巻き付けて獲物を回転させながら幅広くした糸を巻き付けてゆき、身動きできなくして捕らえる。場合によってはクモが獲物の周りを回りながら糸をかけてゆく。徘徊性のクモでも、餌を糸で巻いて捕らえるものもある。
糸の組成はタンパク質分子の連鎖で、体内では液状で存在し、体外へ排出される際に空気と応力によって繊維状の糸となる。これは不可逆反応で、空気上で液状に戻ることはないが、使用した糸を蛋白源として食べ、消化して再び糸などに利用する種もみられる。
糸の強度は同じ太さの鋼鉄の5倍、伸縮率はナイロンの2倍もある。鉛筆程度の太さの糸で作られた巣を用いれば、理論上は飛行機を受け止めることができるほどである。そのため、近年では人工的にクモの糸を生成する研究も行われている。

消化液を注入中に漏れるのか更に糸を巻き始めました。
器用に素早く動く後ろ足です。

これはコガネグモのメスの近くに居るのですがコガネグモのオスではないかと思い
ます。
オスの写真が見つからないので断定は出来ませんが、小ささと言い色形と言いコガネグモに似ていると思います。
雌雄
性的二形がはっきりしているものが多く、雌雄の区別は比較的たやすい。模様にはっきりとした差のあるものが多い。雄が雌より小型である種が広く知られており、中でも雌雄による大きさの違いが著しいコガネグモ科のクモが有名であるが、徘徊性のクモ(ユウレイグモやハエトリグモ)などには雄が雌よりやや華奢な程度で差が小さい種もよく見られる。
毒性
ほとんどのクモは虫を殺す程度の毒を持っているが、人間に影響を持つほどのものは世界でも数種に限られる。人間を殺すほどの毒を持つクモは、人間に影響を持つ種の中でもさらに限られる。また在来種のほとんどのクモは、人の皮膚を貫くほど大きな毒牙自体を持っていない。
毒グモとして有名なのは、日本に侵入してニュースとなったセアカゴケグモをはじめとするゴケグモ類である。それ以外にも世界でいくつかが危険視される。在来種でそれほど危険視されるクモは存在しないが、フクログモ科の大型種(カバキコマチグモなど)は毒性が強く、噛まれるとかなり痛み、人によってはしばらく腫れ上がる。逆に毒グモとしてのイメージが強いオオツチグモ科の別称であるタランチュラは、強い毒を持つものは稀である。しかしながら全ての毒グモの毒にはアナフィラキシーショックを起こす可能性があり、注意が必要である。
毒性の有無・程度にかかわらず、人間など自身より遥かに大きなサイズの動物に対しては、ほとんどのクモは攻撃的でなく、近寄れば必死に逃げようとする。能動的に咬害を与えることも基本的にないが、不用意に素手で掴むなどすると、防衛のために噛みつかれる恐れがある。