発達に凸凹のある子どもたちの
自立と社会参加に必要なスキルは



 
 
 
 
これ、分かりますか?
  
 

私は一つ目の《ヘルプ》サインというのはすぐに分かりましたが、
もう一つが出てきませんでした😅
 
 
正解は《リクエスト》スキル。
 
 
 
ヘルプサインは、SOSを出す、援助要請をする
といったもので、
私達も日々当たり前のように指導計画で多用している言葉です。
 
 
グレーゾーンの子どもたちは、不器用で、どうしたらいいのか自分で判断するのが難しいことが多々あるから、

「今、何をやればいいか教えて」
と周りの人に聞いたり

「終わらないから手伝って」
と周りの人に助けてもらったりすることが
生きる力に繋がると私は思ってます。

 
 
対して、すぐに出てこなかったリクエストスキル。
 
 
これもよく考えたら普段から教えてました。 

「(聞き取れなかったから)もう一回説明してください」
 
 
「(書くのが大変だから)連絡帳は写真に撮ってもいいですか」
 
 
「(低身長なので)プールの授業ではアームを付けてもいいですか?」
(↑私の担当児童で、無形成軟骨症という手足が先天的に短い子がいます)
 

このように、弱い力を周囲に補ってもらう、支援してもらうための主体的な力を養っていくことは、自立のためにとても大切なことだと思います。
いつまでも親や先生が代弁してくれるわけにはいきませんからね😊

  
以上のことが、
社会生活を送るための 
最低限のコミュニケーションだと思います。
 
 
これは小さい頃から、練習しやすい気がします。
スキルとして教えやすいし、
当事者である子供にもわかりやすい。
 
  
 
しかし、それだけでは仕事はできません。

 
その次に必要なのは雑談力だそうです。
仕事の隙間時間、休憩時間などに他愛のない話をして楽しむ、
仲良くなる、
より有益な情報交換をする
 

これができないと、ビジネスパートナーとして認められにくく、
組織から孤立しがちになって
仕事の成果も上げにくく、
居場所を得にくくなり、
職場が安全安心な場所だと思えなくなる。
 
 

発達に凸凹のある子どもたちは、
生まれつき他者に関心が薄かったり、
うまく言葉を見つけられにくかったりすることから、
小さな頃から対人関係で失敗を繰り返してしまいます。

同年代の子供たちもまた発達途上の存在ですから、ぶったり蹴ったりされたら怒りますし、
配慮のない言葉をかけてくるし、
かかわりを拒否してくることもあるでしょう。

 
そのような不器用な友達の本音まで気づかうことのできる神様のように優しい子も中にはいますが、
ほんの一握りです。

みんなと同じように座っていること
みんなと同じように書くこと
みんなと同じように話すこと
みんなと同じように謝ること
みんなと同じように我慢すること
……

をうまくできないのに求められ、
失敗や叱責を繰り返して育ったら。
 
 
自信や 
自己肯定感は下がっていく一方で

思春期になって二次障害、三次障害に繋がっていきます。
 
苦手なことに向き合わせ続けて
本当に自立、自律する力がつくのでしょうか?

 
そこまでして、同学年集団にしがみつくメリットって何なのでしょう。
   
 
みんなと同じように
というのは同調圧力とも言います。

   

発達に凸凹がある子どもたちに同調圧力は必要なのでしょうか?

 

実は、このような子どもたちは、
異年齢の子どもたちとなら楽しく遊んだり、学んだりする力があります。

異年齢集団の中にいた方が力を伸ばせる場合もあるのです。
 
 
このような子供たちに
皆と同じような集団生活を強いるのではなく、
出来る範囲での人数の中で、時間で
安心しながら
少しずつ対人スキルを上げていく方が
よほど社会で生きていく力を身につけられるのではないか。

なるほど、その通りだと思います。

どの子もみんな同じ方法で
同じように育っていく

 
という慣習を、
大人が本気になって変えていかなければいけないのだと
改めて思いました。