「キャリアウーマンのママ」が
発達グレーゾーンの息子くんのありのままと
向かい合うことが難しい…
とケースがありました。
 
ある日急にご主人のアメリカ転勤が決まり、
アメリカの学校文化に入っていく前後のお話です。
 
 


初めてのこと、慣れないことにパニック状態になってしまう息子くん…。
学校関係者はみな心配をしました。
案の定、アメリカに行く不安から
学校では毎日パニック状態を引き起こす日々。

あまりにも苦しい状態なので、
お母様にももちろん連絡します。
お母様も某大使館勤務のバリキャリです。
おそらく、渡米後の人生をどうするか
悩んでいらっしゃったのでしょう。
忙しいから、息子くんに構っていられない。

息子くんは「孤独死しそう…」
と言うようになりました。
そのことをお伝えしても、反応はほとんどなし。

ご主人は早めにアメリカに立たれ
某大使館勤務のお母様はワンオペ育児で、
ますます息子くんから目が離れていく。
息子くんは寂しさからますますパニックに歯止めがかからない。
  
 
 
  
結局、お母様は大使館を退職されて、
渡米準備に入りました。

お仕事をおやめになったのならば、
息子くんの寂しい時間は減ったかな?
と期待したけど、
結果は全く。。。。

  
息子くんが、教室を飛び出し、構内を徘徊し続ける日々は続きました。
 
あまりにもひどい場合は、お迎えに来てもらう、と約束しましたが、
いざ早退…となり、お母様が迎えにくると、
途端に落ち着いて教室に戻るのです。
 

家では全く変わりありません、と主張するお母様。
 
 
この子がアメリカに行ったらどうなるのでしょう。

 
インターナショナルスクールはなく、
日本人学校もない地域。

(正しくは、週一だけ日本語で日本人が教えてくれる補習校はある)
 
現地の公立校に入学するしか選択肢はありません。
 
🤔🤔🤔 

💡💡💡
 
とりあえず、役割を果たそう✨✨

と思い、

日本での学校生活の様子
特別支援教室での学習内容、
成果と課題
をまとめている個別の教育支援計画(IEP)を英訳して、引き継ぎ資料を作ることにしました。
 
保護者は、子供の様子を見ない(認めない)から、
内容を正確に英訳することは無理だと考えたからです。

でも、英語が苦手な私にとっては、なかなか負担な作業。
まずは校内の英語専科教諭に叩き台(そのまま英訳)をお願いしました。

形は整ったけど、
しかし、なんかしっくりこない気がする。

 
 
そこで、いろんな先生に相談をして回っていたら、
息子くんの学校のスクールカウンセラーがアメリカ帰国子女だったのです。
更に心理士仲間が、アメリカのスクールカウンセラーをしていると聞き、
英訳資料を見てもらうことにしました。

 
すると、

「こんなまどろっこしい日本語英語じゃ伝わらないよね」

と竹を割るような潔い指摘🤣🤣🤣
 
 
一緒に、原文総入れ替えになるくらい
言葉を選び直して
単刀直入な表現に書き換えていきました。
 
思わず笑ってしまうほどのシンプルさ🤣
 

その書類だけは、必ず現地校の担任の先生に渡してほしい、とお母様に託し、
予定通りアメリカに旅立っていきました

🛩 🛩 🛩 🛩
 

元気でね…………
 

 
と、息子くんが駆け回らなくなった
平穏な学校に、
ほんの少しの寂しさを感じていた
新学期。

なんと、転校3日目にして、
お母様から泣きのメールが学校に届きました。
 
 
「息子のためのスペシャルプログラムを作らないといけないので、日本の学校の学習記録を送ってもらうように指示された」
  

とのこと。

 
管理職も、私達も驚きました!!!
たった3日でこの対応!!
 
 
日本ならどうでしょう。

多分「慣れれば少し落ち着くかもしれないし、少し様子を見ましょうか」

あるいは、「前の学校の先生に話を聞こうか」という程度です。
 
 
たった3日で 
保護者に包み隠さず、必要な資料の指示をする…
この判断の速さ!!
 

このお母様は、本当に息子さんのことをわかろうとしていなかったので、
WISCⅣ(知能検査)の結果も、
特別支援教室からの個別指導計画も
全て日本に置いていったそうで、
何も持ち合わせていなかったようでした。
 
 
学校も個人情報をやすやすとメールで送るわけにはいきません。
教育委員会への相談と許可が必要です。
 
 
そんな事情で、すぐにお返事ができなかったところ、
翌日また泣きのお願いメールが!!
 
  
あんなに動かなかったお母様が、
連日学校に泣きのお願いをしてくるなんて
有り得ないことだったので、
関係者は本当に本当に驚きました。
 
 
(結局、名前を消した形でPDFファイル化して、
学校代表アドレスから送りました。)
 
 
 
いやはや、アメリカってすごい国ですね。。。。
 

もちろん、他の欧米諸国もこのような対応をするのかもしれませんが、
日本の常識が大きく覆されました。

あちらの国では、珍しいことでもなんでもない。

ただ、その子に合わせた特別な支援が必要だからプログラムを作って育てる

それだけなんです。
  
 
それを、プライバシーが…とか
みんなが…とか
言い訳をつけて

みんなと同じことを求めて無理をさせて
問題を難しくしているのが日本社会。

私のしていることって大丈夫??
このままでいいの?
変わっていかないといけないんじゃない??

と
根幹から揺さぶられる衝撃でした。
 
 
アメリカに行って、
現場を見てみたい✨✨

という夢が生まれました🌈