月光蟲/筋肉少女帯 | カープ・ドランク・ロックンロール

前回の続編的内容ですよ。


当時高校生の私が、筋少武道館ライブビデオと時を同じくして、どっぷりハマったのがこのアルバム。


月光蟲(1990)
32年前だって。やんなっちゃうよねえw

げっこうちゅう。虫のこと。文学臭プンプンの表題、かつ曲名も以下のとおり。


1. 風車男ルリヲ
2. 少年,グリグリメガネを拾う
3. デコイとクレーター
4. サボテンとバントライン
5. 夜歩くプラネタリウム人間
6. 僕の宗教へようこそ
7. 悲しきダメ人間
8. 少女の王国
9. イワンのばか
10. 少女王国の崩壊



中でも私が挙げる好きな3曲を。





1. 風車男ルリヲ

少年時代の私が、この曲を初めて聴いたのはヘッドホン経由。

冒頭、蟲のように奥行きのある立体的にぐるぐる廻るアコースティックギターを聴いて、

「ステレオってすげえなあ」

と感じたものです。(こういうのビートルズあたりで感じたならサマになるのでしょうが)

そしてそのあと驚愕の展開に…

できれば、その冒頭のアコギまでは、目を閉じて、ヘッドホンでお聴きください。ホントにアコギがぐるぐる廻ります。(直後爆音のため音量注意)


風車男ルリヲによって人生を翻弄された主人公が、そのルリヲを探す物語。

引き込まれるような歌詞の世界観はさすがオーケン。


そして特筆すべきが、中盤の衝撃的歌詞内容。



♪♪♪

ねえ君

♪♪♪

だけどルリヲは見つからないよ

♪♪♪

聞いたんだよ風車男には・・・

♪♪♪



○○○○○○○○








ギョエーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー😱









5. 夜歩くプラネタリウム人間

このアルバムの中で、この曲いちばん好きかも。作曲はウッチー。

おいちゃんの軽快なカッティング、変拍子ウッチーのベース、さらには女性ゲストヴォーカルを迎えての掛け合いですが、なんせ橘高のソロ。

ソロが終わっても、サビに入って続く泣きのギター。



ライブver。このビデオも買ったなあ

そのゲストヴォーカルはアキさんも出演で完全再現。いい声です。距離を置いたステージングは演出の妙か。


変拍子にオーケンがリズム取りづらいのか、ウッチーと合わせて揺れてるのが微笑ましい。







8. 少女の王国

そうです。橘高作品です。これこそ泣きのギターソロですよね。

ソロ冒頭から泣きのチョーキング。私の愛するギターソロのひとつ。


私が思う名ギターソロの条件は、耳に残るのはもちろん、口で表現できると言うか、口三味線?暗記できるところ。伝わるかなこの表現。




そういえば、当時高校生でこのアルバムが好き過ぎて、友達の遊びの誘いを断ってでもコレを部屋で聴きまくってたなあ。

そんな音楽的衝動、今となってはほとんど無いだろうなあ。


筋少は、学生なけなしの小遣いでせっせとファーストから買い集めたんですが、この月光蟲の次のアルバム以降は遠のいちゃった。作風がちょっと変わった気がする。若干ポップになったんだよね。攻める筋少が好きだったので。


今でこそ
再結成してっけど
ドラムの太田さんだけが
未だ参加しない理由は
何だろうか

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