VAVOOM!/ブライアン・セッツァー・オーケストラ | カープ・ドランク・ロックンロール
久々に今回は洋楽を。





以前、オケ(編曲)の普遍性を持ち上げました。
スタンダードは色あせません。
しかし近年
機材の発展と共に デジタルで簡単にアレンジできます。



ホーンセクションやストリングスアレンジには大人数を要します。
とかく不景気のご時世。
合理的かつ低予算でレコーディングしようものなら
デジタル機器があれば ひとりで出来る時代。


なんせ最近の機器は優秀で、
何百種類の楽器の生音を再現できる機械が
いろいろ出てるようです。



されど、どんなに生音に近づけても
やはり 本物の音にはかないません。
(と、ここまで言い切った割に
僕が疑似生音を完璧に聴き分けるが耳があるとは言い切れませんが…)










とにかく 時代に逆行して アナログ路線を追求した 彼らの名盤。
VAVOOM!/ブライアン・セッツァー・オーケストラ(2000年)

¥2,345
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まず、ジャケがカッコいいですよねえ。
ジャケのクオリテイは ある意味名盤の定義のひとつと言えるでしょう。




イラストデザインは Shag というアーティストが手がけました。

リンク→http://www.shag.com/gallery.html


イギリスかアメリカかどこの国の方かは存じ上げませんが
個人的に この画風が大好きです。





日本であえて言うなら 約半世紀前のウィスキーCMでおなじみ柳原良平さんでしょうか。









さて 演者のブライアン・セッツァー・オーケストラ に話を戻しますと、


座長のブライアン・セッツァー

80年代、
「ストレイ・キャッツ」という3ピースのロカビリーバンドで
ギター・ボーカルを担当。
卓越したギターテクニックとサウンドが世間を魅了しました。
…ストレイ・キャッツに僕はハマりませんでしたが。





そんな彼が ビッグバンドを率いて
ジャズやスタンダードをスウィングしまくってます。



今アルバム、
本当に本当に 全曲おススメなんですが あえて言うなら

#1. Pennsylvania 6-5000  →ノリノリ

#2. Jumpin' East Of Java  →さらに畳みかけるようにノリノリ

#3. Crazy Little Thing Called Love  →クイーンのカバー。

#6. Gettin' In The Mood  →グレンミラーオーケストラでおなじみ。

#9. Caravan  →スタンダードジャズの定番。 一番好きな曲。

#15. Gloria  →唯一のスロウナンバー。まどろみたい。






オリジナルの書き下ろしもノリノリで素晴らしいのですが
往年のスタンダードのカバーが秀逸なのです。



その筆頭と言われる名曲 #9.「Caravan」
その年のグラミー賞最優秀インスト賞かなんか受賞したような気が。




直の音源はありませんが ライブ映像を。
とにもかくにも カッコいいです。

セッツアー御大もさることながら、
やたらとエネルギッシュなドラマー、
絶妙のタイミングでウッドベースを回転させるあんちゃん、
それに反応するお客さん、
トランペットの太ったおじさんも。

極上のエンターテイメントを魅せてくれます。

ちょっと ノッてきたので次回へ続きます。





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