カープ石井琢朗の使命 | カープ・ドランク・ロックンロール

かつての横浜マシンガン打線の核弾頭、
敵としてはイヤな選手でした。ホントに。
でも そんなイヤらしい1番バッターは好きなんですよね。かつてのT赤星氏とか。
リードオフマンとして あるべき姿だと思います。
そんな彼が ベテランとなり 20年間在籍した横浜に戦力外通告を受ける。








そこへ我らがカープが獲得の意思を表明。(意外でした)
最初は来てくれないんじゃないかと思いました。だってウチあまりお金無いし。(選手には)
にもかかわらず来てくれました。単身赴任で。

ベテランの単身赴任はホテル暮らしが多いのですが、
今はタクローさん 寮生活ですよ。新人に交じって。 
経済的な理由じゃないと思います。寮生活している若手は この非常に稀な「ひとつ屋根の下」を吸収するはず。


比較的 外様には排他傾向のカープ球団。
しかし 彼の影響力は そこはかとなく浸透しています。 
絶対的に発揮するポテンシャルはあるのでしょうが、
聡明な彼は自重しているのでしょう。
モノには順序があります。
そして移籍4年目の今季、41歳のベテランは 選手兼任コーチの命を受けました。
才ある人は おのずと道が開けるようです。 いや、計算でしょうか。





「カープで優勝するまで引退できない」と言ってくれました。
リップサービスかもしれません。
でも 彼が毎日綴り出す文章に そんな不安は微塵も感じません。
それが「石井琢朗オフィシャルブログ 超琢朗主義」

センエツながら 弊ブログにもおすすめとしてブックマークさせていただいております。
彼のブログは 野球選手らしからぬ サービス精神旺盛なブログとなっており(ほぼ毎日更新、シーズン中も)
とにかく わかりやすい。 無駄がない。(見習いたいものです)
今後のコーチングも大いに期待できるでしょう。




さて、遅ればせながら 2月7日更新分の記事「鉄は熱いうちに・・」
若鯉たちへの期待と 琢朗さん自身の心意気が うれしいぐらい伝わってきます。

全般フランクな語り口の中、たまに うっすらと厳しさをのぞかせるのが 彼のブログの特長。
全般フランクな語り口の中、たまに うっすらと名言をのぞかせるのも 彼のブログの特長。 
全般フランクな語り口の中、いつも なし崩しに終わるのはワタシのブログ。 …大してオチませんでしたね。



とにかく うれしいわけですよ。
外から敵としてカープを見ていた人が 今では こんなに愛着を持ってくれて。
もちろん プロである以上、
与えられた環境でベストを尽くすのは当たり前です。
あまりにそれに徹すると 組織の中から浮いてしまう人も。
そんな中 彼を慕う若手も多いようです。

しかし 彼のブログには恩師をはじめとする大先輩から
同級生、他ジャンルのアスリート、文化人、さらには食堂のおばちゃんなど
多岐にわたる交友関係の広さを垣間見ることができます。
シーズンオフの多忙さを見るに 非常に気配りとバランスのとれた方だと想像します。





彼は今年の目標に「優勝」を掲げました。
20年も優勝が遠ざかっているチームは ある意味負け犬根性みたいなものが染みついているといわれます。
横浜時代、優勝の味を知る彼は 今のカープの選手たちにその喜びを感じてほしいんだと思います。
そうすることで 選手としてさらにステップアップできると。
以前、そのようなことを言ってたような気がします。



試合中 ベンチ内では選手の声が響きます。
テレビ中継では あまり音声が届かないですが 実際 結構大声に近いんですよね。
若い選手なら声出しが仕事みたいなところもあります。
しかし そのカープベンチでいちばん声を響かせていたのは
琢朗さんでした。
少なくとも僕が観たときは。
今はどうかは知りませんが。 変わってないと困るんですけど。




先程の「カープで優勝するまで引退できない」発言。
一部では「カープが優勝したら引退する」ともいわれており、どちらも事実らしいのですが
40過ぎた選手のフィジカルは それほどキツイということ。
2000本安打の横浜の花形選手が ここで腹をくくると言ってくれているんです。横浜に大切な家族をおいて。
その覚悟がファンには伝わっているようです。 いかがでしょうか。広島東洋カープのみなさん。

個人的なことを言っているんじゃありません。要は おのおのの覚悟の問題です。





近い将来 素晴らしい指導者となることでしょう。
しかし その前に もうひと仕事頑張りましょうねえ。 
あなたの胴上げも見たいです。 される価値のある選手だと思ってますから。  応援してますよ。