151.寄り添って
「内モンゴル大草原の旅」第三弾、最終回です。
今回、紹介するのは、最終日の早朝に撮りに行った、早朝の陽光が奏でる光と影のメロディ、幻想的な草原の様子です。
最終日と言っても、二泊しただけですが、 この日は、午前3時10分に起床、3時20分にチャーターしていた車に乗車。
車中で、地元ドライバーさんは「お客さん、今日は朝日無理かもね。厚い霧が立ち込めているからな。」っと。
午前3時40分には、大草原にある一つの小山の麓に到着。
そこからが大変、朝霧の中、息を切らしながら、とにかく山頂を目指して、登る、登る、登る・・・。
午前4時前にやっとこさ、山頂にたどり着いたときに目にしたのが、太陽が昇る前の幻想的な世界。
東の空と西の方角には朝霧が、北の空と南の方角は雲海で囲まれていました。
次の写真は、日の出前の東の空、パノラマ的に撮っています。
同様に、南の方角は次のような感じ。
そして、西の空はこんな感じです。
ただし、こちらの写真は日が昇った後の写真で、場所によっては、朝日で赤く染まっているのがわかると思います。
そして、ご来光です(日の出は午前4時半頃でした)。
この神秘的な光景を見て、思わず「神棲む草原」と名付けたくなりました。
僕が立った小山の頂上、そこから見渡す景色は、360度地平線、目にするすべてのものが神秘的で、神々しい。
そうした中、朝日が昇る前の神秘的な時刻、うっすら霧が立ちこめる草原の中で寄り添って立つ三本の樹を、特に発見。
その三本の樹は、あたかも一組の家族の如く、仲良く寄り添って立っていたので、撮影時に「寄り添って」というタイトルを思いつきました。
以下、「寄り添って」というテーマで、その三本の樹を紹介したいと思います。
日の出前から日の出後へと時系列的に紹介するので、空気感、陽光の輝き・色彩、光と影の芸術、の移り変わりを見てもらえたらいいなと思います。
こみあげてくる感動の中、神秘的な光景を撮っていましたが、実は、この時もとにかく寒くて、ほんとに凍え死ぬかと思ったくらいでした。
日もすっかりと昇り、撮影が終わった後、小山を下山したときに記念に小山の頂上を撮ったのが、次の一枚です。
感慨深い余韻の中、わざと自分の影を入れて、遊んでみました。
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