140.念願の春
引き続き、北京の春をお届けします。
昨年春、北京ではちょっと知られた海棠(カイドウ)の花を探しに、街中を回りましたが、どうしてもうまく時期に合わず、断念したことがありました(昨年のブログ:ちょっと遅かった北京の春・・春を告げる花 )。
先月(4月)のことです。
今年こそはと、海棠で有名な元大都遺跡公園に、三度も出かけました。
昨年のブログでも書きましたが、元大都遺跡公園は、元(フビライハン)時代に18年の歳月をかけて築き上げた土城跡を公園にしたところです。
小さな疎水に沿って海棠の木が植えられています。
今年、一度目のトライは、昨年と同様、やはり少し早すぎたみたいで、やはり海棠の花は見られず。
それから、二週間後に捲土重来(今年二度目の訪問)。
この日は夕方に出かけたのですが、散り際の海棠にやっと出会え、昨年来の念願を果たすことができました。
そして、三度目は、その翌日の早朝に再訪問、空気が澄み切った時間帯の海棠にも接することができました。
そういうことで、今回は、疎水に沿って美しく咲き誇る海棠の花を紹介したいと思います。
まず最初に、夕日が沈む頃に撮った(二回目の訪問)写真から、どうぞ。
次の写真は、海棠の花による花筏です。
フィルターを付けて、シャッター速度25秒で 撮影しました。
海棠の花は夕日で赤く照らされ、疎水の上の花びらは、花筏の如く流れています。
そして、次の日の翌朝、朝日が昇る頃に再訪問。
静かな澄み切った空気の中で、海棠の花を楽しむことができました。
次の写真は、東の空、ビルの谷間から、朝日が顔を出したところ。
桜と同じように、海棠の花も散り際がとても美しいですね。
疎水の上には、散った花びらでピンクの絨毯ができています。
実は、一回目に行ったときは、こんな豪華な海棠の花は見られなかったのですが、白い花だけが咲いていました。
花海棠には、白い種類もあるので、海棠の一種かも知れまません。
その白い花の下で、恋人が記念撮影。
見ていて、とても幸せな気持ちがしましたよ。
よろしければ ↓ をクリックして、応援して下さい(Taloon より)
にほんブログ村