営業戦略の作成④ | 中小企業・個人事業主のための営業講座

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こんにちは、BtoB新規開拓コンサルタントの竹村です。

今日は、新規開拓で結果がでないのは、どうしてか?
について考えてみます。


営業部で期初に、新規店を10件開拓するという方針をたてます。

が、3ヶ月経っても、ほとんど新規開拓が進んでない・・・

こういうことも、けっこう起こっています。

最初の1、2ヶ月は、部長、課長が熱くなっていますから、
会議の議題になります。

営業マンに進捗について報告してもらいますが、
既存客の対応で忙しくて活動できてなかったりします。

さらに、アポが取れなかったり、面談できても案件情報が
ないことがほとんどです。


こんな状況が続いて成果が上がらないと、部長、課長、
担当者も意識が薄れてしまうのです。

こういうケースでは、部長、課長が一人新規2件開拓しろ!

と掛け声だけかけて、後は担当者任せにしていることが
原因です。

営業マンにしてみれば、既存客のフォローをしてた方が楽だし、
わざわざ苦労して自ら新規開拓しようとは思わないのです。

やはり期初に、部長なり課長がしっかりと戦略をたてることが
必要なのです。


例えば、5名の営業マンがいて、上期中に一人2件の新規店を
つくる目標の場合、

①自社の商品、サービスの強み、優位性の検討

競合が多い商品、サービスの場合は、ポジショニングマップ
を作成すると、自社のポジション、空いているポジション
(価格帯やターゲット)が見えてきます。


②営業部としてのターゲット業界の設定

何度も言ってますが、業種を絞って下さい。

業種を絞ると情報が集まるので、業界勢力図、業界の常識、
セールス時の話題が理解できるようになって、結果がでるように
なります。


③担当者別にターゲットリストの作成

上期中に一人2件なら20件程度のターゲットリストが必要です。

リストの作成も管理職がやって下さい。

リストをつくると、ターゲット業界にどの様な企業が
あるのか、全体像が見えてきます。

営業マンの報告を理解して、よりよいアドバイスをするためにも
必要なことです。


④ターゲットに向けた販促物の作成

一度つくったものを修正していきます。

実際にお客様に説明すると、ここは違う表現にした方が説明
しやすいなど、修正点がでてきます。


⑤スケジュール化

・いつまでに初回訪問するのか
・初回訪問で見込のあるお客様の2回目以降のフォロー営業
・進捗確認会議の日程
・いつまでに受注するのか

いつまでに受注するのかは、必ず決めて下さい。

営業マンが目標意識を持つことが、絶対に必要だからです。

例えば、自社の商品が採用されたときの映像、納入したとき
の映像を、営業マンが頭の中で想像することが大切です。

その時のワクワク感を想像することで、モチベーションが
上がるのです。