若松孝二監督の新作 | 田口裕史のブログ

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 ベルリン映画祭 に、若松孝二監督の新作が出品されている。


 「キャタピラー 」というこの映画、なかなか強烈な内容のようだ。原作は江戸川乱歩の「芋虫」。戦地で四肢を失い「生ける軍神」となった夫と、その妻の物語である。あらすじは、上記リンク先の「イントロダクション」ページに書かれている。


 私たちの日常の自明性を揺るがす要素をもつということが、「素晴らしい映画」と言える条件だと思う。最近、若松監督作品をいくつかまとめて観ているのだが、若松氏の映画は予定調和的な分かりやすさを拒む。観客は映画から「問い」をつきつけられることとなる。決して楽しい映画ではない。内容に関する賛否をこえて、それが若松映画の魅力だと私は思う。

 「キャタピラー」も、そんな作品のひとつとなるのだろうか。

 少なくとも、日本で上映されるなら、ひと悶着ありそうな気がしないでもない。


 若松孝二公式ブログ では、スタッフがベルリン映画祭の様子などをレポートしてくれている。新聞報道などでも現地の好意的な反応が紹介されているが、この際、ぜひ金熊賞をとってほしいものだ。




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