「星くずたちのささやき」20
だけど…
毎回、おんなじ時間帯にコメントを寄せてくれる人がいるんだよね…
それも、こんな夜中…
『これはフィクションか!?』
まだ、これなら、この程度なら良かったけれど…
『事実に基づいた話なら、やめてくれないか?』
って…
ちょっと、あんた強引過ぎやあしませんか?って感じなんだけど…
名前を名乗るわけでもなくて
ただ『T』って書いてあるだけだし…
途中でやめるわけには…いかないのよね…。
あたしは久しぶりに更新した。
~
だけど…
あんなこと言ってた彼だったけれど…次の日からは、
まったくうちのコンビニには来なくなった。
そのうちに…うちのコンビニにもオレンジキャップのホット黒ウーロン茶が入ったというのにも関わらず…
他の野球部員は来ても、彼は来なかった。
私は、彼を見ていて少し、男の子に対しての見方を変えようとしてたんだけど…
やっぱり、彼もまた、私には縁がなかったというか、それまでの人だったんだって…思ってた。
でも、ふと、学校のグランドで野球部の練習に目をやると…
彼の姿がないのに気づいた!
あれだけ練習熱心で声も出して、中心選手だった彼が…いない。
しばらく見てたけど…やっぱりいない。
次の日も、また、次の日も…。
私は、同じ野球部の男の子に話しかけることはできなくて、女子マネージャーに、それでも勇気を出して聞いてみた。
冬の帰り道に
彼のもとに車が突っ込んできて、重症を負った。
ろっ骨や鎖骨、それから足の腱まで切れて…
よくよく聞けば
あの
私を待っていた夜に事故は起きたらしい…
そんなことは
これっぽっちも知らないで
私は、彼への疑念を抱いていただけで…
私がウソさえ言わなきゃ、あんなことにならなかったわけだから…
私は、彼が入院している病院を聞いて、早速、お見舞いに行った。
だけど…
病室の前で立ち止まった。
いったい、どんな顔をして会えばいいかわからない。
ただ、ひたすら謝りたい一心だ。
と、その時…
トントン
後ろから、肩を軽く叩く感じで…
「あっ…やっぱり、君か!」
彼が松葉づえをついて、立っていた。