+†関西私立虹高等学園†+【図書館】
Amebaでブログを始めよう!
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>

瞳に映るもの⑭《kh》

煙草に火を付け、一口吹かすと段々気持ちが落ち着いてきた


「はぁ゛~」


喫煙室のソファにもたれかかり、天井を見上げる。




...俺は一体何やってんやろ
折角hydeが元気になってきたのに、あんなに震わして泣かして..



あの時の光景を思い出すと胸が痛む..



......でも
あの時のhydeの表情はおかしかった。



....hydeは俺に何かを隠してる。



何ヶ月も同じ病室にいたら、それぐらいはすぐ分かる..




ふと、その時tetsuのあの言葉が頭に響いた。




“hydeはkenちゃんに惹かれとった”









...もしかすると



いや、でも、そんな阿呆なことがあるか...?




体中の神経が止まったような感覚に襲われる。


ただ煙草の火だけが段々とフィルターに近づいていく













もしかして
hydeの病気は..









俺が原因...?

瞳に映るもの⑬《kh》

俺は勢いよく椅子から立ち上がりhydeの肩を乱暴に力強く掴んだ


「hyde!?..お前、ほんまは分かってるんちゃうんか!?」


『..ぃ..やぁ..ぁ..!!』


hydeは嫌々と首を左右に振る


「お前..!!ほんまは俺のことke―…」






よく見るとhydeが震えながら泣いていた



『..う..っ..ふ.ぅ.』



それを見た瞬間、これ以上声が出なかった..


..悲しませるはずやなかったのに


「..ごめん..hyde..」

肩を掴んでいた手の力を緩め、その手ををhydeの頭に移し、ゆっくりと抱き寄せた。



『..ぅ..ごめ..ん.な.さ..ぃ..』



「hydeは謝らんでいいねん」



まだ震えているhydeの背中を優しく擦ってやる




『.ぉ..れ...』



「....hyde?」


急に黙りこんだhydeの顔を見るてみると
涙を流しながら眠っていた



そのままhydeをベッドに寝かせ、俺は自分を落ち着かせる為に喫煙室に向かった。

瞳に映るもの⑫《kh》

『あっ。teっちゃん、おかえり』


俺はtetsuを見送り、病室に戻ってきた


さっきのことを何事もなかったようにhydeは俺をtetsuやと思い笑いかける。


さっきのhydeにはtetsuはどう映ってたんやろう...


この病院の看護師や医師達のように“この場だけで会う人”のような感じなんやろか..


『..teっちゃん?』


「なぁ、hyde」


俺はベッドに腰を下ろし、hydeの手を握る


『?』


hydeは首を少し傾げ、俺をじっと見る。


「hydeは..ほんまに俺のことを..tetsuやと思ってるんか...?」


挑戦的なことをしたかもしれない..

やけど俺は真実が知りたいんや



そう言った瞬間
hydeの表情が変わった






..決定的な瞬間。
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 最初次のページへ >>