+†関西私立虹高等学園†+【図書館】 -3ページ目

瞳に映るもの⑧ 《kh》

『見てっteっちゃん』


「ん~?」





綺麗に青空が書かれた画用紙を両手で持ち上げ全体的に見えるように絵を見せるhyde。




「綺麗な青空やな」



窓側からhydeに近寄り、ベッドに座る。
そして笑顔で返す。


最近、hydeはよく喋るようになった。
喋るほかにも時々少し笑うこともある




「hydeはほんまに絵上手やな」



そう言いhydeの頭を撫でてやると



『ふふ』



嬉しそうに画用紙で口を隠しながら照れ笑う..



...だいぶ元気になって安心した。



これもhydeの瞳にはtetsuが映っているおかげやろう..





...コンコン。




そんな時、病室のドアがノックされた。



ドアの方へ行こうとベッドから腰を上げると、hydeが俺の服のシャツを緩く掴んだ



「...どうしたんhyde?」


シャツを緩く掴んだ手が少し強くなるのが分かった


『ぃ...ぃ..かん..とい...て...』



hydeは下を向いたまま小さく口を開く。
下を向いていても、hydeの顔が不安で、そして、その不安のせいで声が震えているのが分かる



「大丈夫やで。誰か来たみたいやから、ドア開けたらな可哀想やろ?」



優しい声で、そしてhydeの頭を撫でてやると、hydeは分かってくれたのかシャツから手を離した



俺はそのままドアに近寄りドアを開けた。







「........」









―ドアを開けた瞬間
息ができなくなった..


見覚えのある顔..




二度と見たくなかった









「......te、tsu..」

瞳に映るもの⑦ 《kh》

『...ン...teっ..ちゃ.ぁ..ふ...』




hydeはtetsuの名前しか口に出さなかった...


やけど俺はhydeを愛した。



この先、hydeは俺の存在をtetsuとしか思わんやろう..




hydeを抱いても俺の名前は決してhydeの口からは出ない。

出るとしても他の男の名前..



そう考えてみると..悲しみが絶えない..



自分でも痛いほど分かってる。




でも今、横に感じてるhydeの温もりは俺しか感じられへん..




『...ん...teっちゃ...』



それでも幸せと感じられる..







それからhydeが眠っているのを再度確認して服を着替え直し、hydeの額にキスをして俺は病室を出ていった。

瞳に映るもの⑥ 《kh》

俺の気持ちは同情なんかやない。



自分でも少し驚いている...


最初は同情からhydeの側におったかもしれへん




けどhydeの唇に触れて分かった..









俺はhydeのことをを愛してたんや。





『ふふ。teっちゃんのキス..久しぶりやね』



hydeの目には俺が映ってはないけれど..

俺はtetsuの代わりかもしれへんけど..




けど..


それでも



俺はhydeを愛してる。





『hyde、愛してるで..』



もう一度hydeの身体を抱き寄せ、抱き締めた。

痩せた身体を小さな身体を力強く抱き締めた...



もう一度hydeの唇に触れる。



今度はそっと触れるのではなく、深い深いキス..



そして









俺はhydeを抱いた。