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息子の出産で里帰りしたとき、

実家に帰ってから、出産まで1か月あるので

その間に、ゆっくりとベビーグッズを

そろえようと思っていたのですが

実家に着いたらベビーグッズの山がありました。

母が全部用意していたのです。

「え???自分で全部決めたかったのに…。」

そう思ったのですが、

初孫の誕生に浮かれているだろう母の気持ちを

無下にするわけにもいかないと思い、

その言葉は、飲み込むことになりました。

 

 

この当時の状況を、HSS型HSP×アダルトチルドレンの特性から解説していきます。

 

 

まず結論から言うと、

このとき心の中では
「安心を守る神経」と「関係を守る神経」が同時に作動していた状態です。

 

 

HSS型HSPは、環境の変化に敏感で、
「自分で選ぶ・決める」という

コントロール感によって安心をつくります。

 


ベビーグッズを選ぶ時間は、

単なる準備ではなく、
出産に向けた安心の土台づくりでもあります。

 

 

ところが実家に帰ると、

すでにすべて用意されていた。
これは神経的には、

予測していた未来が崩れた状態です。

 

 

この瞬間、頭の中では
・コントロール感の喪失
・自分でやりたかったという未完了
・準備プロセスを奪われた感覚
が一気に立ち上がります。

 

 

一方で、アダルトチルドレンの側面では
・相手の気持ちを優先する
・空気を壊さないようにする
・「いい子」でいようとする
という対人適応が強く働きます。

 

 

つまり本当は「勝手に決めないでほしかった」と感じていても、
それを言えない構造になっているのです。

 

 

心理学ではこれを感情抑制と呼びます。

 


場は保てますが、神経の中には
言えなかった本音や違和感が“未完了”として残ります。

 

 

HSS型HSPは処理能力が高い分、
この未完了をあとから何度も思い返します。
いわゆる反すう思考です。

 

 

さらに背景には、幼少期の学習があります。
・本音を出すと関係が悪くなる
・我慢することで安全を保つ
こうしたパターンが、無意識に再生されます。

だから言えなかったのは性格ではなく、
神経が安全を優先した結果です。

 

 

ここで大切なのは自己否定ではなく、
自分の本音に気づくこと。

 


今回見えているのは、
「自分で選びたかった」という自己決定の欲求です。

 

 

対処としては、まず未完了を整えること。
「本当は自分で選びたかった」と言葉にする。
ノートに書くだけでも、神経は整理されます。

 

 

さらに、これからの場面で
「これは自分で選びたい」と伝える、
一部でも選び直すなど、
小さくコントロール感を取り戻していくこと。

 

 

HSS型HSP×アダルトチルドレンに必要なのは、
全部を変えることではなく、
少しずつ安心の主導権を取り戻すことです。

この出来事は、
「安心の土台の作り方」に気づくサインでもあります。

 

 

 

つづく