祖母からのモラハラ構造――HSS型HSPとACのわたしが感じていた違和感
長いあいだ、
祖母との関係を
どう説明したらいいのか分かりませんでした。
「支配的」「しつこい」「毒祖母」
どれも近いのに、どこか足りない。
最近ようやく腑に落ちた言葉があります。
それが モラルハラスメント でした。
さらに、
わたしがHSS型HSPであり、
アダルトチルドレン的な
育ちをしてきたことを重ねると、
あの違和感の正体が、
感情ではなく、神経の反応をして
はっきりと輪郭を持ち始めました。
1.HSS型HSPの神経には「耐えすぎる環境だった」
HSS型HSPは、
・刺激を強く、細かく受け取る
・場の空気や相手の感情を瞬時に読み取る
・相手の緊張や欲求を自分の身体感覚として感じやすい
・逃げ場がない状況では、神経が一気に固まる
という特性があります。
祖母との時間は、まさにその逆でした。
・終わりの見えない一方通行の話
・断れない空気
・感情の押しつけ
・物理的にも心理的にも逃げにくい距離
わたしの神経は、常に
「ここから抜けられない」「刺激が止まらない」状態に
置かれていました。
胸が詰まる。
呼吸が浅くなる。
身体が硬くなる。
「しんどい」は気分や性格ではなく、
HSS型HSPの神経が出していた生理的な限界サインだったのです。
2.ACの役割固定――聞いてあげる子
アダルトチルドレンの家庭では、
子どもが無意識に役割を引き受けます。
わたしはいつの間にか、
・機嫌を取る係
・話を聞く係
・場を荒らさない係
になっていました。
本来は、大人 → 子どもを安心させるはずなのに、
完全に逆転していた。
祖母の感情を安定させるために、
わたしの神経が常に稼働していた。
この役割の転倒こそ、
モラハラ構造の核心でした。
3.会話が対話にならない世界
祖母との時間は、対話ではなく拘束でした。
・わたしの話は届かない
・事実より気分が優先される
・反論すると「悪い子」扱い
・終わりの合図が存在しない
HSS型HSPのわたしは
刺激過多で逃げたいのに逃げられず、
ACのわたしは
「聞くのがいい子」「耐えるのが正しい」と思い込む。
逃げたい神経 × 逃げてはいけない役割
この組み合わせが、拘束をより強固にしていました。
4.境界線の無視と罪悪感への直撃
祖母から言われていた
「家族だから」
「優しい言葉をかけてほしい」
この言葉は、
・HSPの共感性
・ACの罪悪感
・“見捨ててはいけない”という刷り込みを
一気に刺激します。
わたしは「嫌だ」と感じるほど、
自分が冷たい人間だと思うようになっていきました。
境界線を引くこと=悪
という構図に、完全にはめ込まれていました。
5.身体だけは正直だった
頭では説明できなくても、
身体はずっと反応していました。
・逃げたい
・顔も見たくない
・話を聞いた後に強い疲労感
・吐き気、眠気、体調不良
HSS型HSPの神経は、
言葉より先に「ここは危険だ」と判断していた。
身体は、嘘をつけなかったのです。
6.性格ではなく「構造」だった
祖母が悪人かどうかではありません。
・境界を侵す関わり
・感情の押しつけ
・役割の固定
・逃げられない関係性
この関係そのものが、モラハラの型でした。
HSS型HSPの感受性と、
ACの役割意識が重なったことで、
わたしはより深く、より長く巻き込まれていた。
そう理解できたとき、
初めて「自分が悪かった」という思考から
離れることができました。
7.いま立っている場所
いま祖母は、もうこの世にいません。
それでも、神経の中には影が残っていました。
けれど、
・これはモラハラ構造だった
・HSS型HSPには過酷な環境だった
・ACとして役割を背負わされていた
そう言葉にできたことで、
安全な地図が手に入りました。
実家から早々に逃げた自分は弱かったのではなく、
神経が正しく危険を察知した結果だった。
おわりに
わたしがおかしかったのではなく、
構造がおかしかった。
HSS型HSPの神経も、
ACとしての生き延び方も、
すべて必然の反応だった。
祖母からされてきたことが支配だとは
分かっていたけれども
モラハラという言葉を当てはめてみたときに
すべてがつながったような気がして胸のザワザワが
止まりませんでした。
ようやく、頭の中で考えていたことに
ラベルがついた感じ。
心のつっかえが取れた感じ。
そっかあ。モラハラを受けていたんだ…って。
言葉にならない、なんとも言えないモヤモヤが、
しっくりくる言葉に当てはまったときの
ザワザワしつつもホッとする感じ。
祖母が悪いとこれからも思い続けるのもつらいし、
こういう構造でつらかったんだと気づけて
ようやく、前に進める気になれます。
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