前の記事はこちらから

 

 

 

 

「感情を抑圧しているお母さんのもとには、感情表現が激しい子が生まれてくる」

昔、本で読んだことがあって。

そのときの私は、「いや、私は感情ちゃんと出せてるし?」って思ってました。

でも最近、天真爛漫な小2娘を見ていて、ようやく腑に落ちたんです。

私、感情は出してたけど、本音の感情は止めてたんだ、って。

 

娘が教えてくれたこと

うちの娘は、嫌なことがあると「イヤァァァ!!!」って

赤ちゃんみたいに顔を真っ赤にして大きな口をあけて全力で泣きます。

悲しい時は静かに泣く。腹が立ったら怒る。甘えたい時は甘える。

そして回復が、とにかく早い。5分後にはケロッとして歌ってる(笑)

最初、私はそれが不思議で仕方なかったんです。

「え、もう切り替わるの!?」って、

なんだか振り回されてる感が満載でガクッとしていました。

でも、これって脳科学的に見ると、

感情がちゃんと処理されている状態なんです。

 

感情というのは本来、

 

感じる → 出す → 落ち着く

 

という流れで動いていく。

娘はそれを、体でそのままやっている。

だから回復が早いんです。

 

HSS型HSP×アダルトチルドレンが「止まりやすい」理由

でも、HSS型HSP×アダルトチルドレンの人は、この流れの途中で止まりやすい。

 

なぜかというと、小さい頃から

  • 空気を読む
  • 怒られないようにする
  • 迷惑をかけない
  • 嫌われないようにする

を優先し続けてきたから。

心理学でいうと、これは過剰適応と呼ばれる状態。

本音よりも、周囲に合わせることで安全を確保してきたクセです。

 

さらにHSS型HSPは、

脳の扁桃体が刺激に敏感で、危険察知が強く出やすい特性があります。

だから、

  • 「嫌って言ったら嫌われるかも」
  • 「泣いたら迷惑かも」

という感覚を、身体が危険信号として処理しやすい。

 

その結果、神経系は「感情を出す=危険」として学習してしまう。

だから私は、怒ることはできても、

安心して感情を出すということが、長い間わからなかったんだと思います。

 

抑圧は、身体にも残る

感情を抑圧し続けると、交感神経が優位な状態が続いて、

体はずっと軽い緊張状態になります。

これがHSS型HSP×アダルトチルドレンの人に起きやすい、

こんな症状の原因のひとつです。

  • 肩こり・食いしばり
  • 疲れやすさ・過緊張
  • 寝ても回復しない

神経が常に警戒モードにあるから、

ずっとアクセル踏みっぱなし、みたいな状態。

逆に娘は、泣いて・怒って・甘えて・笑って・疲れたら寝る。

感情がそのまま身体を通って流れていくから、回復が早い。

それを見てやっと、気づいたんです。

私は、感情を感じていないんじゃなく、感情を止めていた。しかも、無意識で。

 

神経を「学び直す」小さな練習

じゃあ、どうすればいいの?というと、

今の私がやっているのは本当に小さなことです。

 

娘を見ながら、

  • 「嫌だった」
  • 「悲しかった」
  • 「疲れた」
  • 「助けてほしい」

を、小さくでも言葉にする練習。

これは心理学で情動ラベリングと呼ばれていて、

感情を言語化すると、興奮した扁桃体が落ち着きやすくなることが

研究でわかっています。

 

「なんかしんどい」だけでもいい。

感情に名前をつけてあげるだけで、

神経はちょっとずつ、「感情を出しても大丈夫」を

学び直していけるんだと思っています。

 

最後に

本音の感情を止めるようになったのは、

あなたが弱かったからじゃないんです。

それくらいしないと、生き延びられない環境があったから。

まずは自分の感情に気づいてあげることから。

それだけで十分なはじめの一歩だと、私は思っています。

 

 

 

つづく