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「脳疲労」って言葉、なんとなくしっくりくる。
人混み、音、光、誰かの表情、場の空気感。
そういうものをぜんぶ拾って処理してるから、
頭がずっと動いてる感じがするのはわかる。
しかもHSS型だから、刺激を求めて動くのに、動いたら消耗する。
なんでこんなに疲れるんだろう、って自分を責めてきた人も多いと思う。
でもね、脳疲労だけじゃ説明がつかないしんどさが、ある。
「何もしてないのに」身体がずっと緊張してる
家にいても、なぜか休まらない。
LINEの通知音でビクッとする。
人の気配を感じるだけで、じわじわと疲れる。
予定がひとつ入っただけで、前日から身体が重くなる。
何も起きていないのに、どこかがずっとこわばってる。
これ、「考えすぎ」でも「敏感すぎる性格」でもない。
神経そのものが、ずっと緊張モードで動き続けているから。
アダルトチルドレンは、「考えすぎ」じゃなくて「監視し続けてる」
アダルトチルドレンとして育った人は、
無意識のうちにずっとこれをやってる。
「怒られないか」 「嫌われていないか」
「空気を壊していないか」 「見捨てられないか」
頭で考えているわけじゃない。
神経が、自動的に、周囲を読み続けている。
これは子ども時代に身につけた「サバイバルの技術」だった。
家の中が安心できない場所だったとき、
先を読んで動くことが、自分を守る方法だったから。
でも大人になっても、その神経の癖は続いている。
「高性能な脳」に「休まらない神経」が乗ってる状態
HSS型HSP×アダルトチルドレンの疲れを、私はこう表現している。
高性能な脳に、常時警戒中の神経が乗っている。
脳は刺激を受け取りながら深く処理する。
その上に、神経はサバイバルモードで動き続けている。
消耗するのは当然だと思う。
そして厄介なのが、これを「普通」だと思って生きてきたこと。
ずっとそうだったから、しんどいのが当たり前になっていて、
自分の限界がどこにあるか、わからなくなってしまう。
回復すると、「疲れの質」が変わってくる
アダルトチルドレンとしての神経のパターンが少しほぐれてくると、 面白いことが起きる。
疲れの感じ方が変わるのだ。
「怖くて疲れる」から、「刺激が多くて疲れる」に変わっていく。
これ、言葉にするとさりげないけれど、すごく大きな変化。
サバイバルモードの疲れは、じわじわと神経を削り続ける種類のもの。
刺激量の疲れは、「今日は多かったな」と気づいて、休めば回復できる種類のもの。
後者を感じられるようになったとき、
ようやく「ただ刺激が多すぎただけ」と自分に言える。
しんどいのは、あなたが弱いからじゃない
「もう無理かもしれない」 「なんでこんなに疲れるんだろう」
そう感じているなら、少しだけ聞いてほしい。
それは、あなたが弱いからじゃない。
怒られないように、嫌われないように、見捨てられないように。
そうやって神経を張り続けながら、ずっと生き延びてきたから。
今しんどいのは、サボっているからでも、甘えているからでもなくて、
神経がずっと限界のまま働いてきた反動かもしれない。
だからまずは、「こんなに疲れるのは当然だったんだ」と、
少しだけでも思ってあげてほしい。
責める必要はない。
ただ、そうだったんだなと、知るだけでいい。
あなたが感じているしんどさには、ちゃんと理由がある。
疲れやすいのは、あなたのせいじゃない。
構造のせいだから。
つづく
