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昨日まで普通に話せていたのに、

今日はLINEを開く気力すら出てこない。

人と会う予定が、急に重くなる。 

SNSを見ているだけで、どこかじわじわ疲れてくる。

そして、こんな自分に混乱する。

「なんで急にこうなるんだろう」 

「昨日は平気だったのに」 

「気分屋なのかな、わがままなのかな」

もしそう思ったことがあるなら、読んでいってほしい。 

 

これ、気分屋でも、わがままでも、性格の問題でもないから。

 

心のシャッターが下りる。あの感覚に、名前をつけてみる

HSS型HSP×アダルトチルドレンの人は、

普段から「過覚醒」状態になりやすい傾向があります。

 

過覚醒というのは、神経がずっと緊張モードになっている状態のこと。

 

・まわりの空気を読む。

 ・相手の機嫌を察知する。

 ・場の微妙な違和感を拾う。

・「今これを言って大丈夫かな?」「嫌われてないかな?」を、

無意識のうちに考え続けている。

 

つまり、脳も身体も、常に警戒態勢で動いているんです。

さらにアダルトチルドレン傾向があると、

「過剰適応」が起きやすくなります。

 

・本当は疲れているのに「まだ頑張れる」と動いてしまう。 

・嫌でも断れない。

・ 無理して笑う。

 ・相手に合わせる。

 ・本音より、その場の空気を優先する。

 

これを長年続けていると、

自分の疲れに自分で気づけなくなっていく。

 

小さい頃から、

我慢すること、空気を読むこと、平気なふりをすることが、

その場を生き抜くための戦略だったから。

だから「疲れた」という感覚そのものが、

うまくキャッチできなくなっているんです。

 

そして、気づかないまま限界まで行って、初めて身体が止まる。

 

それは「シャットダウン」と呼ばれる、防衛反応

心理学的には、突然人と関われなくなるこの状態を

「シャットダウン」と呼ぶことがあります。

 

これ以上刺激を受け続けると危険だと、

神経系が判断して、人との関わりや外からの情報を遮断しようとする。

身体が発動する、防御の仕組みです。

 

だから突然、 返信ができなくなる。 

誰とも話したくなくなる。 

予定をキャンセルしたくなる。 

部屋にこもりたくなる。

頭では「返信しなきゃ」「ちゃんとしなきゃ」って思っている。

でも身体が動かない。

 

これは怠けじゃない。 意志が弱いわけでもない。

 神経が「もう限界だよ」って教えてくれている状態なんです。

 

HSS型HSPは、外から見ると「元気そう」に見える

これが、また厄介な部分で。

HSS型HSPは、社交的に見える。

行動力があるように見える。

明るく話しているように見える。

 だから「あの人疲れてるんだろうな」って、まわりに気づかれにくい。

 

でも実際は、神経をフル稼働させてなんとか「普通」を演じている場合も多い。

エネルギー切れが突然くるのは、そのせいです。

しかも本人も、疲れている自覚が薄いことがほとんど。

 

昔の私もそうでした。

このシャッターが閉じる感覚を

「社会不適合」「人付き合いが下手な自分」「ちゃんとできない自分」の証拠だと思って、

ずっと責め続けていたんです。

 

でも今は、むしろこれは、

神経が壊れないための正常な防御反応だったんだと思っています。

ずっとアクセル全開だった人が、

急ブレーキを踏んでいる状態。

 壊れそうになったから、止まった。それだけのことなんです。

 

じゃあ、どうすればいい? 必要なのは「休む許可」

無理にまた頑張ることじゃなくて、

まず安心できる環境を少しずつ増やしていくこと。

 

①返信を後回しにする許可を、自分に出す

「今返せないだけ」って思う。無理に元気な文章を作ろうとしない。既読をつけるだけでも、充分です。

 

②情報量を意識的に減らす

SNSを閉じる。テレビを消す。静かな時間をつくる。

HSS型HSPは、情報の刺激だけでも神経が疲弊しやすい。

知らないうちに「見ているだけで疲れる」が積み重なっています。

 

③身体感覚に戻る

足の裏を床につける。温かい飲み物を飲む。ゆっくりお風呂に浸かる。

「今、ここ」を感じる感覚を増やしていく。

頭の中の思考から離れて、身体に戻ってくることが、神経系の回復につながります。

 

「頑張ってから休む」が、一番しんどいサイクル

HSS型HSP×アダルトチルドレンは、「頑張ってから休む」になりやすい。

でも本当は、シャッターが閉まる前に、小さく休むことの方が大事

 

これは怠けじゃなくて、神経の仕組みに合わせた生き方の話です。

もし今、急に人と関われなくなっているなら、

それは弱さじゃなくて、今までずっと頑張り続けてきた証拠なのかもしれない。

責めなくて大丈夫。 ただただ、しんどかったんだと思う。

 

 

 

つづく