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結婚する前、私は本で読んだ「結婚したい人の条件リスト」を作っていました。

でも実際に結婚した夫は、そのリストにほぼ当てはまっていません。

当てはまっていたのは、高身長くらい。

 

それより先に完成していたのが、もうひとつのリスト。

「結婚したくない人リスト」だった。

・浮気しない 

・ギャンブルしない 

・タバコを吸わない 

・付き合い以外のお酒は飲まない

 ・束縛してこない

 

これは理想じゃなく、 過去に傷ついた経験から、

ひとつひとつ積み上げてきた基準だったんです。

 

HSS型HSP×アダルトチルドレンの人が

「理想リスト」より「嫌なことリスト」を先に作るのは、

欲がないからじゃなく、神経系の構造上、そうなるべくしてそうなっているだけなんです。

 

「加点」より「減点されない」安心を求める神経系

HSS型HSP×アダルトチルドレンの人は、

「何をしてくれるか」より「何をしないでいてくれるか」の方が、

神経にとってよっぽど重要だったりします。

 

・急に怒鳴らない

・裏切らない

・支配しない

・不機嫌でコントロールしない 

・怖がらせない

 

これはポリヴェーガル理論でいう「安全の合図」に近い話で、

神経系が「ここは危険じゃない」と判断できる状態のこと。

 

加点方式で幸せを増やすより先に、

神経が「削られない」かどうかを確認している。 

それは欲がないんじゃなくて、

そういうふうに育ってきたから、そうなっているだけだけなんです。

 

子ども時代に「安心がある」より「危険を避ける」を優先してきた人

幼い頃、「幸せが当たり前にある家」で育てなかった人は、

「幸せを増やす」より先に「傷つかないようにする」ことで生き延びてきました。

 

親の顔色を読んで、地雷を踏まないように動いて、

怒鳴られないようにじっとしていた。

そうして育った神経系は、大人になっても同じ基準で動く。

それはサバイバルモードで身につけた、確かな知恵何です。

 

「神経が無理」は変わらない

好きなものや理想は、年齢や環境で変わる。

でも「これは神経が無理」は、案外ずっと変わらない。

だから理想の条件を追いかけるより、

"自分の神経が壊れる条件を避ける"選び方の方が、

長い目で見るとよっぽど現実的で、自分を守ることができる。

 

結婚もそうだったし、家選びもそうだった。

「最高!」より「ここなら安心して暮らせる」をずっと選んできました。

 それは感度が高すぎるせいじゃなく、

自分の神経系を正直に扱ってきた証拠だと、今になって思います。

 

 

むかしは、キラキラした条件リストを作れなかった自分のことを、

少し恥ずかしく思っていました。

でも今なら言える。

「嫌なことリスト」をちゃんと持っていたあの頃の私は、

自分の神経系の声を、ちゃんと聞いていた。

それは弱さじゃなくて、自分を守るための、

静かで正直な選び方だったんだと思う。

 

 

 

つづく