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HSS型HSPの私は、黙々とする単純作業が苦手。
立ちっぱなしや、座りっぱなしで
ひたすら手だけ動かす作業。
立ちっぱなしや座りっぱなしもきついし、
ずっと同じ作業だから、すぐに飽きてきて、
頭の中がずーっと、あーでもない、こうでもないと
おしゃべりを始めてしまい、とてもうるさい。
逆に、わたしのママ友は、
こういう黙々とした単純作業が好きと言っていて
ああ、単純に向き不向きの差なんだなと思いました。
黙々とする単純作業はストレスがないようで、
でも、それが逆にストレスになってしまうって、
過去のわたしにとっては、
なんでだろう…?と理由が分かりませんでした。
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【HSS型HSPの愛すべき個性】からみた単純作業が苦手な理由
●「黙々とする単純作業が苦手」
「同じ作業を繰り返していると頭の中がうるさくなる」
この感覚は、HSS型HSPの神経特性を考えると、
とても自然な反応です。
HSPには、心理学では 「深い情報処理(Depth of Processing)」 という特徴があります。
これは、入ってきた刺激を人よりも深く考え、
意味づけしながら処理する神経の働きです。
つまりHSPの脳は、
「刺激を受けたら、考えずにはいられない脳」 なのです。
●HSS型HSPは「刺激不足ストレス」が起きやすい
さらにHSS型HSPには、もう一つ特徴があります。
それが High Sensation Seeking(刺激追求性) です。
これは心理学では、
「適度な刺激がある方が脳が活性化する気質」と説明されています。
つまりHSS型HSPの神経は
-
HSP → 刺激を深く処理する
-
HSS → 刺激をある程度求める
という 一見矛盾した二つの特性を同時に持っています。
このため、刺激が多すぎる環境では疲れやすいのですが、
逆に刺激が少なすぎてもストレスが生まれます。
これを心理学では
「低覚醒状態(under-arousal)」 と呼ぶことがあります。
●単純作業で「頭の中がうるさくなる」理由
単純作業のように
-
変化が少ない
-
思考を使わない
-
同じ作業の繰り返し
という環境では、HSS型HSPの脳は刺激不足になります。
すると脳は、覚醒レベルを上げようとして
自分で思考を生み出し始めます。
心理学ではこれを
マインドワンダリング(Mind Wandering)
と呼びます。
簡単に言うと、
「外から刺激がないなら、頭の中で考え事を始めてしまう状態」です。
だから
-
あーでもない
-
こうでもない
-
過去の出来事
-
未来の心配
と、頭の中の会話が止まらなくなるのです。
●単純作業が好きな人との違い
一方で、単純作業が好きな人は
-
覚醒レベルが安定している
-
低刺激でもストレスになりにくい
-
ルーティン作業で安心する
という神経タイプのことが多いです。
つまりこれは、能力や努力の問題ではなく
神経システムの違いなのです。
わたしのママ友は、穏やかなタイプで
怒っているのを見たことがなかったので、
安定していたんだと思います。
●HSS型HSPに合う作業の特徴
HSS型HSPの人は
-
創造性がある
-
試行錯誤がある
-
少し変化がある
-
自分の裁量で考えられる
こういう仕事では集中力を発揮しやすいと言われています。
単純作業が苦手なのは、
「忍耐力がない」からではなく、
神経の設計が「考えること」に向いているから。
そう考えると、
自分の苦手さも少し違って見えてくるかもしれません。
つづく
