前の記事はこちらから

 

 

 

 

 

制服で働いていた職場で

苦手だったことがあります。

 

 

かっちりしたシャツにジャケット、

ストッキング、ハイヒール。

 

 

スーツも苦手でした。

とくにスカート。

パンツだと、ひざ丈のストッキングでもいいのですが

スカートだと、ストッキングを履くので

ストッキングを1日中履いているのが、

ものすごいストレスでした。

 

 

身体を締め付ける服が苦手でたまりませんでした。

 

 

窮屈で動きが制限される感じが、どうしてもダメで、

でも周りを見渡せば、みんな普通に着ている。

わたしは、なんでダメなんだろう…って思っていました。

 

 

 

このカッチリした服装が苦手な理由を【HSS型HSPの愛すべき個性】から

解説していきます。

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

これは、とても典型的な HSS型HSPの身体反応 です。

これは「わがまま」でも「社会不適応」でもなく、
神経系の特性レベルの問題 です。

 

 

① 感覚過敏(Sensory Processing Sensitivity)

 

HSS型HSPは、
感覚入力の処理が深く、強く、長く続く 特性があります。

 

ストッキングやジャケットは、

  • 皮膚への持続的な圧迫刺激

  • 摩擦による触覚刺激

  • 体温調整の微妙な不快感

これらが常に神経に入力され続けます。

一般的な人は「背景刺激」として処理できますが、
HSS型HSPは 前景化(foregrounding) してしまう。

つまり、「常に意識に上がり続ける」

だから消耗するのです。

 

 

 

② 交感神経の慢性的亢進

 

締め付けられる服は、身体にとっては「拘束」に近い刺激です。

HSS型HSPは脳の 扁桃体(amygdala) の反応性が高い傾向があります。

そのため、

  • 動きが制限される

  • 身体が自由でない

  • 呼吸が浅くなる

こういった状態は、
無意識に「軽い脅威」として処理されやすい。

結果として、

  • 交感神経優位(サバイバルモード)

  • 慢性的な緊張

  • 疲労の蓄積

が起こります。

 

窮屈で動きが制限される感じがダメだったという感覚は、
神経レベルでは非常に理にかなっています。

 

 

 

③ HSS(刺激追求)との矛盾

 

HSS型HSPは

  • 刺激を求める(High Sensation Seeking)

  • でも刺激に疲れやすい

という 二重構造 を持ちます。

 

きちんとした制服やスーツは、

  • 社会的評価を得やすい

  • 役割を演じやすい

  • 外側から見た自分は整う

という刺激・達成感があります。

 

しかし身体は、「刺激が強すぎる」と判断している。

この 脳と身体のズレ が、
自己否定を生みやすいのです。

 

 

 

④ AC(アダルトチルドレン)的要素

 

もし幼少期に

  • 緊張が強い家庭環境

  • 常に「ちゃんとしていなさい」という空気

があった場合、

「きちんとした服装」は安心ではなく、
緊張の象徴 になっている可能性もあります。

 

身体は覚えています。

スーツ=緊張
ジャケット=評価
ストッキング=我慢

と、無意識に条件づけされていることもあります。

これは 身体記憶(implicit memory) の領域です。

 

 

 

⑤なぜ周りは平気で着ていられるのか?

 

神経の閾値(threshold)が違うからです。

あなたが弱いのではなく、

  • 刺激感受性が高い

  • 身体感覚の解像度が高い

  • 神経の安全検知システムが精密

ということ。

言い換えると、神経が高性能 なのです。

 

 

 

●まとめ

 

スーツなどのカッチリとした服装が苦手だったのは、

  • 感覚過敏

  • 交感神経の過活動

  • 身体拘束への警戒反応

  • 条件づけられた緊張記憶

が重なった結果です。

「みんな普通なのに、なんで私は…」ではなく、

私の神経は、ちゃんと感じていただけ

という解釈が、最も正確です。

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

ちなみに、介護や、エステ時代のやわらかくて動きやすい素材で

ナースサンダルを履いていた時は

締め付けがなくて、快適でした。

 

パリッとした白シャツにジーンズにヒールという姿に

ものすごーく憧れるのですが、

実はこれも苦手…。

普段着はもっぱらカットソーのみ。

ここ数年は、ニットも苦手になってきて

タートルネックの首に当たるのも苦手になってきてしまいました…。

もともと苦手だったけど、若さで耐えてきたものが

アラフォーになって、耐えられなくなってきたんだと思います。

身体はいつだって正直なんですよね。

 

 

 

つづく