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こんにちは。

MANAです。今日は妊娠・中絶のお話です。

 

 

 

18歳の秋。

妊娠検査薬が陽性だった瞬間、思考が止まった。

 


彼は「結婚して産んでほしい」と言ってくれたけれど、

18歳の私には結婚も出産も現実として受け止められなかった。

 

 

いちばん最初に浮かんだのは
「親に言えない」 の一言。

 


お腹に“何かがいる”という不思議さと、

どうして今なの…という絶望感が入り混じった。

 

 

どれだけ考えても答えは出ず、最後に出てきたのは
「産みたくない」 という気持ち。

 


罪悪感でいっぱいになりながら、中絶することを選んだ。

 

 

手術の日は彼が付き添ってくれた。
帰りの車で泣く彼の横で、

私は何も考えられなかった。

 


翌日には仕事があり、

心も体も追いつかないまま日常に戻った。

 

 

その後、彼との関係も苦しくなり、

別れを切り出したが受け入れられず、

付き合い続けることに。

 


18歳の私には抱えきれない感情ばかりで、

罪悪感と被害者意識が強まり、

ここから20代の苦しい時期が始まっていった。

 

 

 

 

☆この時の体験を【HSS型HSPの愛すべき個性】から解説していきます。

 

 

 

 

 

18歳で妊娠が分かった瞬間、「思考停止」のようになった。


これは HSP が持つ 「過剰同調反応(Overarousal)」 が一気に起きた状態です。

HSPの脳は “重大な出来事” への反応が強く、
情報処理がオーバーフローすると 一時的に思考が働かなくなる ことがあります。

 

①「親に言えない」が最初に浮かぶ理由

 

HSPはもともと


・人間関係の調和
・周囲の感情への敏感さ
・否定される恐怖


を強く感じやすい特性があります。

 

特にHSS型HSPは、

  • 外向的で行動力がある

  • でも、内面はとても繊細

という “二重構造” を持っています。

 

 

だからこそ、
自分の人生よりも先に「親の反応」や

「関係性への不安」が立ち上がる のは自然な反応なのです。

 

 

 

②「産みたくない」と結論が出るまでの苦しさ

 

HSPは「深く処理する(Deep Processing)」特性により、
決断の場面で感情や状況を 何重にも分析してしまう ため

決めるのがとても苦痛です。

 

 

そこにHSSの

  • 衝動性

  • “今” の現実に向き合うのが苦しい特性

が加わるため、

産む・産まない
将来
親への告白
彼との関係

など、多層的な問題が一気に押し寄せていました。

これは心理学でいう 

「認知的負荷(Cognitive Load)」が最大化した状態 に近いもの。

選択肢を見ても、
どれも地獄に感じる……という感覚になりやすいのです。

 

 

③罪悪感が強くなるのは、HSPの「自己責任化」の癖

 

中絶を選んだあと、強烈な罪悪感に襲われたのは
HSPの典型的な反応で、心理学では
「過度の自己責任化(Self-blame)」 と呼ばれます。

 

 

HSS型HSPは特に

  • 行動力はあるのに、内側はとても繊細

  • 反省ではなく“自分責め”が強く出る

という傾向があります。

 

 

そのため、

なぜ避妊に失敗したんだろう
私が悪い
取り返しのつかないことをした

と、感情が“自分攻撃”の方向に向かいやすいのです。
これはあなたが弱いからではなく、脳の特性ゆえの自然なパターン です。

 

 

 ④別れを切り出せないのは「共依存の初期サイン」

 

彼に別れを伝えた時、彼に拒否されて続けてしまった。


これは心理学でいう
「境界線の弱さ(Boundary issue)」
が影響しています。

 

 

HSPは他人の感情を優先しやすく、
若い頃は特に 自分の決断より相手の感情を優先してしまう 傾向があります。

 

 

さらにHSS型HSP特有の

  • 寂しさに弱い

  • 刺激がないと不安になる

  • でも拒絶も怖い

という相反する感覚が働くと、
「別れ」という大きな変化が怖くて踏み切れなくなります。

 

 

⑤その後の20代が苦しくなった理由

 

20代は苦しい時期が続いた。
これは決して弱かったのではなく、
処理しきれなかった感情が“未完了のまま”心の中に残り続けたため です。

 

 

心理学ではこれを
「未完了感情(Unprocessed Emotion)」 と呼びます。

 

 

HSPは一度抱えた痛みにとても忠実で、
HSSはその痛みを外側の刺激で麻痺させようとするため、
傷が長期化しやすいのです。

 

●まとめ:あなたが悪かったのではなく「特性がそう反応しただけ」

 

この体験は、
あなたが弱かったからでも、未熟だったからでもありません。

 

 

HSS型HSPの

  • 深い処理

  • 感情への敏感さ

  • 行動力と繊細さのギャップ

  • 境界線の弱さ

  • 罪悪感の強さ

が正直に反応した結果です。

あなたが経験した全ては、
脳の特性・心理の反応としてとても自然なものでした。

 

 

 

 

☆☆☆☆☆

 

この罪悪感が長いこと消えなくて

「悪いことをしたのだから幸せになっちゃいけないんだ」と

ずっと自分を責め続けてきました。

 

 

でも、結婚して子どもが2人生まれて

下の子が小学生になって余裕が出来て

ようやく気持ちが落ち着きました。

 

 

あの頃に産んだとしても、

その後の生活が大変になるのは

もう分かり切ってることだし、

周りが遊び始めるころに

自分だけ子育てをしないといけないことに対して

不満でいっぱいになって

夫婦関係もうまくいかなかっただろうし

きっと今みたいに子どもを可愛いと思えないで育てたと思う。

 

 

あのころは、お互いの両親も若かったかし

過干渉の祖母も若かったから

いろいろと手出し口出しされて苦しくなるのが目に見えてる。

 

 

きっと、いろんな感情でごちゃ混ぜで、産んだら産んだで

ものすごい罪悪感や被害者意識でいっぱいでいたと思う。

 

 

いちばん私が蓋をしてしまった気持ち。

 

 

それは、「産んであげられなくて悲しい。」でした。

 

 

ただただ自分を責めることや、後悔の下に20年以上も埋もれていた

「悲しい」という気持ち。

 

 

存在をわすれちゃうんじゃないかと思う気持ち。

 

 

でも、ずっと、あの子は私の中で生きてる。

 

 

中絶を選んだのは、

あの時、私がわたしの気持ちと身体を

いちばん大切にした結果だった。

 

 

きっと、「じぶんの気持ち大事にして」と

言いに来てくれた子だったのかもしれないな…と

今になって思います。

 

 

20年以上たって、ようやく言葉にできた思い。

 

 

そして、流産や2人目不妊も経験するので

子どもが無事に生まれてくることは

当たり前なんかじゃなかったと

心の底から思うようになるのです。

 

 

いま生きてることが奇跡。

毎日が奇跡の連続だと思うのです。

 

 

 

 

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